この作者は、心理学にも造詣が深く、でも難しくなく、軽やかに心の奥に響く文章が書ける方です。読んでいるだけで、癒されるような、深い洞察が得られるような気がします。
　この本を読んで、カフェに行ったり、ファンタジーを読んだり、旅行をして史跡を訪れたり、部屋を片付けて何かシンボルとなる置物を探して飾りたくなりました。
　閉塞した日常の中にいて疲れている方にお奨めします。
　別の視点が得られて、心が軽やかになる方法を教えてくれます。
　願わくば、また、この作者のエッセイを早く読みたいです。（今は入手困難なようですが「とっても奇跡な日常」もオペラや願望実現術やNLPに興味を持つ方にお奨めです。）

ファンタジーが大好きなのに、それを読んでいる最中に「これってもしかして現実逃避？」と思ってしまったことがある人、いませんか？私がまさにそれを感じていた時に出会ったのがこの本。本好きは、現実と本の中の想像の世界を行き来することで、現実を生きるパワーを得ているんですね．．．ファンタジー文学の案内としても使えますが、多少ネタバレになる本もあるので注意。ファンタジーを愛し、心の中にファンタージェンを持つ仲間たちにお勧めします。