いい本と思いますが
★★★★☆
この本は出版されて1年がたち、先月同じ著書により
「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」
という本が出版された。
あちらを読めば、この本は読む必要がない。
ただし、読む必要がないというのは、本気で糖尿病に対峙しようという人であって、
糖尿病の怖さを知らない人は、この本から読んだほうがいい。
全ては腹囲を1カ月1cm減らすことから始まる。
★★★★★
間違いなく良い書である。新書というものは残念ながら質の善し悪しが激しく、真面目な素晴らしい書があるかと思えば、取材と称して専門家の受け売りものや、独断的で偏狭な内容記述という酷い書も多い。特に弁護士や医師の著書に良否の差が大きい。本書は糖尿病専門の医師として具体的かつ丁寧で親切な解説をしてくれており、非常に素晴らしい書である。予備軍含めて20百万人超という糖尿病は非常に怖い国民病であるが、初期は全く症状がないことから医者に行かない、治療を中断している人が半分と言う。そこで著者が推奨するのが、無理をしないで行う1か月に1cmの「腹やせ」である。体重1kg減らして内臓脂肪が1kg減り、そのエネルギーは約7000kcalで、よって1日に約230kcalを減らす。これを食事と運動のセットで消費するものだ。運動のリストがあり、メッツ(運動の強さの単位)x時間=エクササイズという運動単位で1週間を管理する。一方で食事に関しては「食生活のアドバイス」として18項目が具体的で大変に有意義だ。また接待や宴会時の食べ方、飲み方まである。より臨場感があるのは「クリニックから」というコラムで6名の患者さんの身体所見、元のライフスタイル、指導方法、治療結果であり、これが誠に具体的で参考になる。その他自己チェックの糖尿病「度」、悲劇の「合併症」、糖尿病とストレス、うつのケア、「かかりつけの医師」に及ぶ。周囲には腹が出ている若者から中年までメタボ症候群の第1選考通過者が実に多い。電車にはBMI30超クラスのデブが多く、本来の7人掛座席が5〜6人掛状態になっている。これから健保制度の赤字に大いに寄与する斯様な人々には本書を特に強くお薦めする。失明か、壊疽で足切断か、人工透析か、それが怖い。
家族みんなで使える一冊です!
★★★★★
年に一度受診している人間ドックで、
あと一歩で糖尿病になると言われた父にプレゼントしようと思い、
購入しました。
お腹まわりがボテッ…としたメタボ腹をなくしてほしいと思っていたので、
「腹やせ」という言葉にひかれました。
毎日簡単に続けることができる内容なので、
今では父と一緒に私のダイエットのお供です。
「腹やせ」ができました!
★★★★★
健診でメタボといわれました。「放置すれば糖尿病になります」とも。
会社の保健師さんから食事カロリーについていろいろとアドバイスを
受けていますが、けっこう厳しくて難しくて、わたしのようなグータラ
では、そこまでやってられないな〜、どうしようかな〜と思っていました。
この本では、食事方法でも、ちょっとした工夫が書いてあります。
「腹やせ」は、腹筋をしただけでは実現しない、
かえって筋肉をいためるだけだ、それより食事と運動を
毎日の生活を少しずつ改善していくほうがよい、と、
簡単でできやすそうな方法が書いてありました。
読み始めてすぐに腹やせを実行してみました。
この本には「腹まわりは、1ヶ月で1センチを目標に」とありますが、
わたしは10日で1センチ減ったので、やる気が出てきました。
よって、星5つです!
「腹やせ」をしてみたい、という気持ちになれる本です
★★★★★
糖尿病の初期患者です。著者は20年以上、糖尿病の診療に
携わってきた臨床医ということです。
その豊富な経験からでてきた「糖尿病を改善する生活のコツ」
というものが多く書かれています。
いろいろな本を食事の方法や、運動のしかたや
糖尿病の考え方など、今日から始めれそうな方法が具体的に
書いてあったので、やってみよう、やってみたい、
という気になりました。