山本直樹の絵がいい
★★★★☆
今回の特集は「誰も知らない恋」。
特に良かったのは、ビジュアル 恋の名作劇場として、山本直樹の絵とボリス・ヴィアン『うたかたの日々』、夏目漱石『それから』などをコラージュしたもの。
ボリス・ヴィアンの小説は山本直樹の絵によく合うような気がする。
それ以外でよかったのは、よしもとばななの恋の苦しみというブックガイド。
取り上げられたのは、森博嗣。彼女と森博嗣が仲がいいのは知っていたが、ここまでの絶賛とは。森博嗣のファンとしてはうれしいところだけど。
高山なおみの新連載もいい。彼女の文章ってどこか暗さというか翳がある。料理のエッセイとはまた違った雰囲気だ。