C.L.とのコンビ解消後云々は省略しますが、所謂、豪華客演のMC陣もPete Rockと組むことで普段聴けない輝きを放ってます。個人的にはInspectah DeckとKuruptのM2、Method ManのM3が未だにしびれます。特にMethはハッキリ言って好きなMCでは無かったのに気が変わったくらいです。その分、OCは期待しすぎてイマイチかも。もちろんC.L.Smoothとの相性は抜群です。
最近のHIPHOPは全く聴いていないので今のトレンドからは大きく離れているかもしれないけどPete Rockの音は聴き手の年齢を問わず長く聴き続けることができます。

解散後、初のソロアルバムが今作品です。今作品はとにかくゲストが今まで見たことがないほど豪華です。hiphopマニアにはたまらないキャスティングです。しかも一流ラッパーばかりだし、peteとこのアーティストが？！みたいな曲が沢山あります。イメージ的に言えば、玉手箱から宝石の様な楽曲がどんどん繰り出されてくるような感じです。聴いてて楽しいですし、素晴らしいアルバムだと感じます。言い出すとキリがないのですが、例えばTha Game なんかは、レイクウォン→プロディジー→ゴーストフェイス→ピートロックの順ですさまじいマイクリレーが繰り広げられてます。今までのpeteとは違った今風なhiphopも楽しむ事が出来る作品です。

C.L.Smoothとのコンビを解消後、ピンで活動しているPete Rock初のソロ・アルバムです。
彼のセカンド・ステージの幕開けとなった作品でもあります。
①⑥を除き総てのトラックに異なるMCを迎えており、有名どころから新人まで、それぞれの個性に合わせた多彩なトラックで構成されています。

MCリスト
②Inspectah Deck, Kurupt
③Method Man
④DC
⑤Raekwon, Prodigy & Ghostface Killah
⑦Lord Tariq, Peter Gunz
⑧Large Professor & Kool G. Rap
⑨Black Thought, Rob O
⑩Mc Eiht
⑪Carl McIntosh, Jane Eugene (ex. Loose Ends)
⑫Vinia Mojica
⑬Ms Jones
⑭C.L. Smooth
⑮Big Punisher, Noreaga, Common A.K.A. Willie Stargell
⑯Tragedy Khadafi, Cappadonna, Stickey Fingaz
⑰Heavy D and Bennie Man

ここで鳴らされているオーガニックでありながらストイックなビートからは、
Hip-Hop以外の音楽にも深い愛情と敬意を払いながら、何よりもHip-Hopへの強い畏怖の念を忘れないPete Rockの”魂”が込められています。
必聴盤です。

音がチョット変わったけどMC豪華でいいんじゃないかい