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スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」 (朝日選書792)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 朝日新聞社
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スウェーデンですら駄目なのか? ★★★☆☆
実は持続可能な社会はスウェーデンでもまだ満たされてないのだという事を教えてくれる。
スウェーデンですらである。ちなみにスウェーデンは世界のトップの持続可能性な国家だ。
それだけ環境問題が根深い問題であるということを痛感させられる書である。
まさにタイトルの通りでした。 ★★★☆☆
タイトルの通り「持続可能な社会」・サステナブル社会では日本の先を行くスウェーデンを紹介した本でした。
出来れば日本政府にも、経済・社会・人口の規模が違うと言わず、ぜひ研究し、日本にも導入して欲しいと思いました。

私はサステナブル社会とは、主に環境問題の事であると誤解していました。CO2を排出しない社会をいかにスウェーデンが築いているのか、が書かれているのであろうと。本書は、もちろん、環境問題にも触れていますがスウェーデンが社会を持続させるためにはどうすれば良いのか、と考えて社会保障も含めて、どのように取り組んでいるのか、という事が具体的に紹介されています。

間違いなくスウェーデンはサステナブル社会構築の取り組みにおいては先進国であり、我々の政府にも学んでほしい、と強く希望する気持ちを抱くようになった一冊でした。
きれいごとではありません。 ★★★★★
スウェーデンの完璧さはとりあえず置いておき、環境問題は理想主義などではなく、目
の前に確実に存在する破滅の危機であり、冷静に現実的な対応をするならば、スウェー
デンのように振舞わざるを得ないという話です。いつまでもこれまでの延長としての
「環境対策」で問題を先送りするのをやめて、一刻も早く現実を見つめて、持続可能な
社会へ向けての「環境政策」を行わなければならないとする、著者の切実な訴えの書です。

本書を読めば、全てを経済原理でしか考えらなくなっている自分たちの状況を認識する
と同時に、経済という限定された次元の議論ばかりしていることの、不毛さと恐ろしさ
を感じるのではないかと思います。まさに、木を見て森を見ずという状況です。

本来、自然信仰やもったいない精神など日本にも民族としての素地があるはずですが、
どうも経済原理に覆い隠されている感じで、これまでの大型公共事業による利権政治が
あまりにも長く続きすぎた結果、古来から育まれてきた和の精神を、ビジョンとして転化
するための政治的な素地がないように思われます。これは、既存のシステムの中で自分
で考えることをせずに、全てを政治家任せにしてきた自分たちの責任でもあるのですが。

現実問題として、現在の情勢では、環境関連ビジネスへの転換がせいぜいで、著者の主
張する、根本的な環境政策の実現はかなり難しいと思われます。しかし、せめて自分た
ちの行っていることの意味を自覚する必要があるのだと思われ、そういう意味でも、現
在のシステムに多少とも疑問を持っている人には、大きく目を開かせてくれる本なのだ
と思います。
環境問題を真に解決するために ★★★★★
 本書は福祉国家スウェーデンの、持続可能性への取り組みをレポートし、日本との比較を行なったものです。
 北欧の小国・スウェーデンは世界の最貧国から、現在では世界一の福祉国家に発展してきました。社会問題に対して迅速に対応し、問題を予防する堅実な社会政策を行なってきており、1996年以降、「緑の福祉国家(生態学的に持続可能な社会)」政策を掲げ、世界に先駆けて、人類の生存と社会発展を保障する社会へと舵を切りました。その対策は効こう変動やオゾン層などの地球規模の対策から、課税対象の転換、エネルギー政策の転換、廃棄物に対する製造者責任、科学物質規制、農業・林業政策、都市政策など、多岐に及んでいます。
 本書ではただの環境政策の紹介におわらず、このような政策転換が可能になった背景の考察も行なわれています。あるべき社会のビジョンを設定し、それに基づいた一貫した政策体系を設定するバックキャスト方式、社会全体の長期コストを視野に入れた予防政策、そして高い経済水準と両立する福祉政策・生活水準。極めて合理的で、ムダのない、シンプルな政策と社会設計が根本にあることが分かります。
 翻って日本は、長期ビジョンの無いまま場当たり的に対応するフォアキャスト方式、社会的に問題が重症化してから対策をする治療政策、そして不透明で、かつ国民の生活よりも経済成長を優先する政策と社会体制。口を開けば経済成長一辺倒・市場丸投げのこの国の政治家たちを見ていると、政策立案能力の低さが改めて浮き彫りになります。
 本書は環境問題に興味のある人に特にオススメの本です。環境問題が技術の問題というよりは、むしろ社会や経済の問題であることがはっきりと分かるでしょう。その上で、どのような方向性を取ったらよいのか、その有効な羅針盤になることと思います。
環境的持続可能な社会はいいのだがそこだけしか書かれていない。 ★★★★★
まず、環境に関して考えていること、政策は非常にすばらしいと考えました。なので日本でも取り入れられることはどんどん取り入れたほうがいと考える。
この本は環境の面が多い。持続可能な国は今の世界にはないこの本書には書かかれています。スウェーデンでさえ持続可能とはいえない。
 しかし、スウェーデンという国は、税金が高いせいか、人口の割には治安が非常に悪いです。イメージとは全然違い、驚きました。本書にはこのようなことは書かれていません。なので、スウェーデンという国は福祉やら環境やらで美しいなど書かれていますが、人間的にはだめだと考えています。スウェーデンは環境面では持続可能ではありますが、治安や社会をどうにかしないと持続可能とはいえない国であると自分の中で考えました。