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「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み

価格: ¥2,340
カテゴリ: 単行本
ブランド: 花風社
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   ADD = 注意欠陥障害、日本ではあまり耳馴染みのない言葉かもしれない。集中力がない、意欲がない、いらいらしやすい、怒りっぽいなどの症状が現われる脳の障害である。しかし、世間では「やる気がない」、「能力が低い」、「ぐうたら」などと誤解されることが多い。また、周囲を巻き込んで多大な迷惑を掛けるケースもあり、人間関係をも難しくする。

   彼らが偏見や誤解を受けるのはADDを抱える人たちは外見上、そうでない人たちと何ら変わりはないからである。しかし、ADDの病巣をこの目で確かめることができたら、どうだろうか。著者であるエイメン博士はSPECTと呼ばれる、単光子放射型コンピュータ断層撮影法で、ADDの脳を検査し、実際に目で見て、「ADDは医学的な問題であって、治療が必要なんだ」ということを認知させるのに役立てている。本書では、この撮影法による三次元表面画像がいくつか例として紹介されているが、確かにこれを見れば、誰もが納得するだろう。

   ADDには6つのタイプがあり、脳の中で関係している部分がそれぞれ違っていることがわかってきた。基本的には、前前頭皮質という部位の活動が低下しているのだが、そのほかにも側頭葉や、大脳皮質などの活動低下または活動過多が見られる。また、現われる症状もそれぞれに異なる。タイプごとに、実際の患者の症状や治療後の経過などが紹介されているのだが、どれも驚くものばかりである。
   たとえば、タイプ1の「典型的ADD」のジョウイー少年は小学校1年生から2年生に上がれず、買い物にも連れて行けないくらい落ちつきがなく、かたときも目が離せない状態であった。しかし、適切な投薬と食事療法により、集中力も増し、落ちついてきたばかりか、数年後には優等生になった。

   ADDの人たちは決して、知能が低いわけではない。正しい情報を得、正しい治療を施せば、必ず治る病気なのである。筆者は最後にこう記している。「ADDをかかえる子どもたち、若者たち、大人たち、そしてその親たちには、はっきり伝えなくてはならない。あなたがたの罪ではない。原因はあなたがたではない。希望はある」。(冴木なお)

う〜ん ★★★★★
わかってるけど、できない。そういうことって少なからず皆さんにもあると思います。脳の働きについて考えるきっかけになりました。素人でもわかりやすく、自分の症状として読みたい方、またただ単にこういう人いるいる、という風に読んでも面白いないようだと思いました。
まさに ★★★★★
 私もこの本で人生が変わった一人です。
 この本を読んで収録されている簡易テストを行い、ほとんどの項目にあてはまっていたため、専門のクリニックの門をたたき、SPECTを撮り、自分の脳の動き具合を知りました。そのことにより、自分がただの「ダメ人間」なのではなく、「ちょっと面倒な脳の持ち主なだけなのだ」と思えるようになりました。
 前向きに生きられるようになり、仕事も人間関係も長続きするようになりました。「わかっているのにできない」ことで自分を卑下している人に是非読んでもらいたいです。
song end ★★★☆☆
ダニエル・エイメン「わかっているのにできない」脳1

 怖いことばかり書いてある本
 いわく、転んだり事故にあったりして脳に打撃を受けると、外傷はなくとも深刻な機能低下がのこり、精神活動に支障を来す。いわく、一般的な精神科のカウンセリングはおもに精神のソフト面への働きかけだから、ハード面の損傷に対しては効果が薄い。いわく、エイメン・クリニックでの治療は機能が低下している脳の部位を画像診断によって特定した上、ダイレクトに働きかける投薬を行うので、非常に効果的に治療できる。
 気持ちが興奮して眠れない夜に、なかば本気で脳を強制終了できるスイッチがあればいいのに、などと夢想することはあるが、本書の中ではそれに近いことが脳画像診断と投薬によって実際行われている。
 なんかほとんど古典的な近未来SFのような世界。息子の性格が豹変してしまったことに悩んだ親がエイメンクリニックを訪れ治療を受けさせる様は、ほとんど手がつけられない子供に困り果てた親がロボトミー手術を受けさせるかのよう。個々のケースのディテールをはしょってたくさんの劇的な効果を列挙していることもその印象を増長させる。
 人間を血の詰まった袋、などと評することもあるが、ここではほとんど脳は(=心は)、化学物質のつまったスポンジのようだ。
 いろんな意味でアメリカっぽいなぁーと。
現在なおもっとも優れたADDの本 ★★★★★
上巻ではADDの6つのタイプについて、エイメン博士の分類により生き生きと描かれている。この6分類はエイメン氏独自のものであることに注意が必要である。専門職の場合は、エイメン氏の別の著作(たとえば「愛と憂鬱の生まれる場所」などでSPECTを用いたエイメン氏独自の診断法を読み合わせるとわかりやすくなると思われます。
下巻は薬物療法、食餌療法、自動思考のコントロール法、コーチング等々が詳しく書かれている。あるタイプを除いて高タンパク低炭水化物食がADDには適すると言うことだけでも知っておく価値は高い。2001年の出版であるが、まとまった信頼できる情報としては現在も最良のものと思われます。
解決法が見つかります ★★★★★
症状別に対処法が載っています。医者に行く勇気が無い人も自分でできるやり方が書いてあります。私の場合、サプリメントで症状が改善しました。読んで、やってみてください。一歩前へ進めます。