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チェリーボーイズ

価格: ¥1,155
カテゴリ: コミック
ブランド: 青林工芸舎
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   生きている以上は、必ずどこかでどうしようもないことが厳然と目の前に立ちはだかる。たとえば、悩める童貞男子にとってのセックスがそれにあたるだろう。『チェリーボーイズ』は、タイトルそのままの20代半ばの童貞3人組が、立ちはだかる巨大な「無力感」という壁に対し、悩みながらも自分たちのやり方で立ち向かう小さな冒険劇だ。

   かつて誰もが童貞であり処女であったという当り前の、しかしなぜか見過ごされやすいその事実にきちんと基づいて、著者は3人組の脱童貞作戦を毅然とした態度で描いていく。作戦内容自体は最低なのだが、その身勝手な作戦に取り組む彼らの情けなくも真摯なひたむきさの中に、どこかに置いてきてしまった大切なものをふいに発見させられもする。「童貞」を簡単にあざわらえるような人が忘れてしまった、何も知らなかったころに見た、世界中に満ちあふれていた輝きを。

   そしてその輝きは、作戦のクライマックスにおいて3人組の前に降り注ぎ、かっこ悪すぎてかっこいいラストシーンを照らし出す。ただそれをやり遂げるだけでは得られない大切なこととは何か? その答えを、この愛すべきチェリーボーイズと共に探索してほしい。(横山雅啓)

面白い!! ★★★★★
ゲラゲラ声を出して笑いました!
もう面白いったらありません。コマの隅々まで笑いがつまっていて、作者のこだわりの深さが伝わります。ちょっと切なかったりもして、とにかく面白いです。
この感覚 ★★★★★
これ、男だったら分かると思うんだよなぁ
特に、何か満たされない想いを抱え込んで、
女の子が大好きなのに、なんだか苦手で、
フラストレーションいっぱいの男には  はぁ~・・・
「やる」ことに命をかける男たち! ★★★★☆
そんなにやりたいか!とつっこみをいれたくなってきます。3人のもてない男たちが、3人一緒に「チェリーボーイ」を卒業しようとがんばります。3人のあだながあまりにもバカっぽくて(引用できないくらい…)泣けます。

テーマのわりにエロ臭はうすく、ギャグ漫画として楽しく読めます。男の人はわかるわかる!っていうかんじがするかも(彼氏はそう言ってました)。

同じ著者の「ジンバルロック」が大好きなんですけど、そのテイスト同様、テーマににあわずのんびりした感じがいいです。でも、ジンバルロックのほうが好きなので星4つにしました。