よくぞ集めたり
★★★☆☆
動物が示した思いやりや悲しみの感情など、利他的ともいえる行動について報告、考察した本です。
ひとつひとつの話題は面白いし、例えばゾウが仲間を助けたり、その死を悼んだりといった行動の報告例を、こまめに沢山集めていて、飽きずに読み進められます。
報告に対する作者の考察も、情に流されることなく冷静で、好感がもてます。
でも星三つにしたのは、直訳調の訳文が非常に読みづらかったからです。
日本語としておかしな表現もあります。
途中からは訳文の表現が気になってしまい、内容に集中できなくなりました。
面白い本ですが、2巻は多分読みません。すみません・・・。