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大正野球娘。 4 (リュウコミックス)

価格: ¥650
カテゴリ: コミック
ブランド: 徳間書店
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女がするな、女のすなる? ★★★★☆
女がするな、女のすなる?

あらすじ

男子との野球の試合、アミ―ナ女学院との屋台対決を通じ
結束をました桜花会の面々。
今度はアミ―ナ女学院との野球対決が控えているのだが
メンバーの一人が不本意なお見合いを強いられることに。
この危機を桜花会は乗り切ることができるのか。

感想

女学生がわいわいきゃっきゃっと野球をするのが
楽しい野球娘シリーズ。

ですが、作品をなす糸の中には
その時代の女性の立ち位置というものがあります。

シリーズの4作目である今作は特にそこに焦点が当たっています。

そもそも最初に彼女らが野球を始めたきっかけも
結婚相手の男子に馬鹿にされたから見返してやる、というもの。

まだ、自分たちは子供であり
時代の流れ・大人たちの意向に逆らうことはできないかもしれない
(というか、逆らえないことも熟知していて)
それでも、どうにかしようとする。

その手段として、野球が描かれているところが興味深いです。

大げさに言えば、『野球で世間と向き合う』スポ根もの。

ラストの5巻に向けての話は盛り上がっていきます。
目が離せません!!

読んでからの一言
バカバカな練習メニューがいとおかし。
他メディアと比較したコミカライズとしての感想 ★★★★★
この漫画の一番の魅力は『キャラの掘り下げ』だと思います。
これはご飯を食べながら淡々と本筋を進めていた原作や
小梅視点で野球に向かって一直線だったアニメには
あまりなかった部分じゃないでしょうか。
早い時期からの連載ということを活かしたかどうかは知りませんが、
原作にはない脇のエピソードがいくつも出てきて寄り道をしています。
そこでは小梅や晶子だけではなく、他のメンバーの個性や心情、交流が描かれており、
また、本筋でも原作では描写不足だったような箇所がうまく補完されています。
絵柄やギャグで敬遠してる人もいるでしょうが、
これはギャグ抜きでもかなり面白いのではないでしょうか。
この漫画オリジナルの『ちょっとしんみりしちゃういい話』がたまりません。

絵は…もう慣れてもらうしか。
ただひとつ言えることは、表紙より劇中の絵の方がかわいい。特に一巻。小梅ェ。
「遂に試合(練習ですが)!」 ★★★★★
 長い前振りを経てようやく練習試合に漕ぎ付けました。

 当時珍しい変化球やアルミバット、写真による球種分析等知略を駆使しつつ、キャリアと体力の不足を補って男子と互角以上に戦う試合シーンは練習と言えども結構読ませます。
 加えて百合や恋愛等のサイドストーリー(実はこちらがメインかもしれませんが)も好調で、今後の本試合に対する期待が弥が上にも盛り上がります。

 原作小説やDVDとは殆ど別の伊藤伸平さん色全開の作品となっております。氏の作品のファンの方にも原作とは別のコミカライズをお読みになりたい方にもお薦めです。
確実に言える事。漫画版の面白さは原作・アニメ版以上だということ。 ★★★★★
アニメは終了したものの、漫画版はまだようやく野球をし始めたばかりの全然序盤の第4巻になります!

今巻からようやくユニフォーム・道具も揃って実際に野球をし始める大正ガールズの面々。
アニメは初陣がぼろ負けでしたが、漫画版はというと何せこれまで3巻も掛けて準備をし、作戦を練っていました。
だからそう簡単に負けるわけはなく、3回までの限定とはいえ終始同い年の男子チームを圧倒していきます。

そして・・・・後発の強みなのか、アニメ版オリジナルキャラクターだったはずの新聞部員「尾張記子(おわりのりこ)」、
満を持しての漫画版登場です!
まさか彼女の名前の由来が「終わりを記す者」だったとは思い至らず。

アニメでは巴や胡蝶は「左打者」として描かれていましたが、野球黎明期の大正時代はまだ左打者は少ない模様で、
漫画版では全員が「右打者」として描かれています。

そして、アニメ・原作に比して「圧倒的にギャグ・コメディの要素が強い」のが漫画版の特徴です。
これが何と言うか絶妙!とにかくアニメ・原作以上に各キャラの差別化・個性付けに貢献していて面白いのです。

「大正野球娘。」は原作をベースとしながらも、漫画版・アニメがそれぞれ「独自路線」を進んでいて、
同じ題材でありながらも、それぞれが独立した展開として楽しめるという点で他作品とは異なります。

いよいよ次巻の第5巻から本格的に男子チームとの死闘が繰り広げられる模様。
それにしても最初の試合までこんなに引っ張る野球漫画は珍しい。
付け加えて言うならば、主人公のポジションが投手でない漫画も異色です。
野球勝負の前に料理勝負だ!! ★★★★★
前巻の屋台対決の末、東西女子野球対決と相成ったわけですが、むろんすぐに試合が始まるわけでもなく
まずは特訓と秘策立案と読んでてにやにやする娘さんたちの日常ですよ!
今回は巴と静が後添いに行くかを賭けた試合となり、また相手の若旦那がいけ好かねぇ野郎だもんだから否が応にもモチベーションがあがるってもんです。王道だー

そして野球勝負の前にもちろん! 前哨戦として料理勝負!というか料理による説得! 美味しんぼか(笑
また雄山のモデルとされる魯山人まで出てきてしまうんですから〜。作者さんは野球が書きたいのか料理が書きたいのか
いつも各巻の食事描写をよだれ垂らして読んでる私はもちろんウェルカムですけど

3巻以降、娘さんたちのいちゃいちゃ度がアップしてますが、安易な百合作品みたく下品さはありません。もちろん狙っては書いているでしょうけど、あくまで思春期に同性でべたべたしてしまうという範囲の出来事として一線は引かれています。でも小梅ちゃん、桜さんが「エス」なら巴も範疇に入ってしまいますよたぶん……。

時代考証の綿密さは言わずもがなですが、それを土台にして、その時代に生きる人々がしっかりと存在して書かれていることこそ賞賛されるべきでしょう。
私は読んでいて娘さんたちの置かれた境遇に胸迫られ、彼女らが何十年後の現代でおばあちゃんになって再会することに思いをはせます。
さぁ次巻でついに完結!(たぶん