ニュルンベルク裁判の被告たちの素顔に迫る
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ニュルンベルク国際軍事法廷の被告たちが収監されていた刑務所付の精神科医であった著者(当時34歳)が、被告たちに対して行ったインタビュー(診察)の模様を記録したものです。
この書では33人が登場しますが、家族構成、病歴、幼少時からの略歴等々、被告たち自身が語った身の上話(中には信用できないものもありますが)が掲載されており、とても面白くあっと言う間に読破してしまいました。
刑務所に精神科医を配置して収容者たちの聞き取りをするという米軍の施策には感服します。(日本人には無い考え方ですよね・・・。)
難解な単語はそんなに使われておりませんので、TOEIC800以上の人ならば割りとサクサク読み進めることができると思います。