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潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: 角川エンタテインメント
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左目のまばたきだけで自伝を執筆。奇跡のような実話を、リリカルな映像も盛り込んで綴っていく。雑誌「ELLE」の編集長であるジャン=ドミニクが、突然の脳梗塞を起こし、左目しか動かせない肉体になってしまう。理学療法士とのリハビリによって、彼はまばたきでアルファベットを指示する方法を覚える。新しいコミュニケーション方法で、生きる希望を見出すのだった。
 ジャン=ドミニクの左目からの視点という、彼の状況を切実に伝える映像が、観る者に身動きできないもどかしさを体感させる。一方で、美しい看護士にときめく心理などが語られ、息苦しさよりも、命をとりとめて、そこから生きていこうとする前向きな姿勢が際立ち、すがすがしい。タイトルの潜水服のイメージは、動きづらい肉体を形容しつつ、海の底の心地よさも表しているのだ。ジョニー・デップも熱望したというジャン=ドミニクを演じるのは、マチュー・アマルリック。精一杯開いた左目で必死に気持ちを伝える彼の演技が絶品で、作品のテーマである人生賛歌を代弁する。(斉藤博昭)
人間性とイマジネーションの無限の強さと美しさに心打たれる ★★★★★
こういう映画が観たかった。
映画は総合芸術と言われるけれど、この作品にはまさに映画だからこそ描くことのできた世界観に溢れている。

物語は、主人公の昏睡状態からの目覚めで始まる。
突然の発作による全身不随。
唯一自由がきくのは、左目のまぶただけ。
ふたりの子供とパートナー、ファッション雑誌の編集長という華やかな立場から一転、
ベッドから起き上がれず、自分の意思を訴えることすらできない。

そんな主人公が、「言葉」を手に入れ、現実と他者を受け入れ始めた時から、
彼の左目からのアングルだけだった世界がいっぺんに開き、物語が流れだす。

ロックドインシンドローム。
物語の後半、主人公の父親が、自分も同じく囚われの身だと話すシ−ンがある。
誰もが、多かれ少なかれ、物理的・精神的に何かに囚われている。
それでも、その人の「人間性」、イマジネーションと言葉だけは自由であること。

「ダンサーインザダーク」では、主人公の夢想の世界が鮮やかになればなるほど、
絶望的なラストへの予感に胸を締め付けられたけれど、この作品は、現実と主人公の物語、過去のエピソードがとても注意深いバランスで穏やかに流れていく。

主人公がまぶたの瞬きによって物語を織り成していくプロセスを通じて、感動や美しさって、
創り出すものではなくて、繊細で力強くて、気の遠くなるほど地道な生の過程に宿るものなんだと、改めて気づかされた。

主人公の物語とこの映画全体が、繊細で色鮮やかな糸で織り上げられたストールのようなイメージ。
映画でも、絵画でも、音楽でも、こういうものに心ふるわせられていきたい。
無限に広がる世界に気付く時... ★★★★☆
当り前のことが当たり前でなくなる瞬間
ヒトはもうひとつの世界に気付く。

それは小さなアタマという器の中で記憶と空想という無限に広がる世界。

それは誰にも止める事ができない自由。
リアル。 ★★★★☆
観終わった後、すごく不思議な気分になった。
ことさらに感動を強要することも、愛やら希望やらを押し付けることもなく、ただ淡々とドキュメンタリーを観ているような静かな映像。
観る前の予感として「これは泣くかもな」と思って、だからこそ一人で観に行ったのだけど、結局涙が出るまでには至らなかった。
そんな単純なもんではない、というか。

実話だからこその力強さと曖昧さ。
原作の文章ってどんな感じなんだろうか。


映像と音楽が素晴らしくきれい。


−+−+−+−


どうも僕は白人女性がニガテなようで。
何人もの美人が登場するのだけど、ほとんど見分けが付かなかった。


http://review.btmup.com/movie/le-scaphandre-et-le-papillon-julian-schnabel.html
静かに心揺さぶられ、湧き上がってくる感動。 ★★★★★
ロックドインシンドローム。
誰もが、多かれ少なかれ、物理的・精神的に何かに囚われている。
それでも、その人の「人間性」、イマジネーションと言葉だけは自由であることと、
誰もが、家族や恋人、友人たちに支えられていることを強く感じさせてくれる映画。

物語は、主人公の昏睡状態からの目覚めで始まる。
突然の発作による全身不随。唯一自由がきくのは、左目のまぶただけ。
ふたりの子供とパートナー、ファッション雑誌の編集長という華やかな立場から一転、
ベッドから起き上がれず、自分の意思を訴えることすらできない。

そんな主人公が、「言葉」を手に入れ、現実と他者を受け入れ始めた時から、
彼の左目からのアングルだけだった世界がいっぺんに開き、物語が流れだす。

「ダンサーインザダーク」では、主人公の夢想の世界が鮮やかになればなるほど、
絶望的なラストへの予感に胸を締め付けられたけれど、
この作品は、現実と主人公の物語、過去のエピソードがとても注意深いバランスで穏やかに流れていく。
同じように死に向かって行くストーリーだけれど、発作が起こる前のすべてが満ち足りていたように思えた瞬間、
家族や恋人、友人とつながりあえた瞬間、それらひとつひとつがいっそう輝きをはなって観るものの心に残る。

主人公がまぶたの瞬きによって物語を織り成していくプロセスを通じて、感動や美しさって、
創り出すものではなくて、繊細で力強くて、気の遠くなるほど地道な生の過程に宿るものなんだと、
改めて気づかされた。

主人公の物語とこの映画全体が、繊細で色鮮やかな糸で織り上げられたストールのようなイメージ。
映画でも、絵画でも、音楽でも、こういうものに心ふるわせられていきたい。
これが実話とは気がつかなかった。 ★★★★★
特典映像でもあるように、これは実在した方のお話。
実際に意識はあるものの、左目だけで意思疎通を図った男性の物語。

映画として、よくぞここまで昇華させたな、と思いました。
単なる「泣かせ」の映画に留まらず、
人生の皮肉、死生観なども折りまぜながらも、最後まで飽きずに見させてくれます。

主人公の「健常」な時は、音楽もロックを中心に映像もダイナミックに動き、
まさに我々がいつも意識せずに生きている世界を表現しているかのよう。

一転、病院のシーンでは音楽もクラシカルで、視点も冒頭からかなり後になるまで主人公の「目」の視点で描かれています。

その対比もうまい。
いやらしくなく、人生の悲喜劇をぎゅー、っと凝縮したような映画。

まさに「潜水服は蝶の夢を見る」ですね。
タイトルの意味が、とても重く感じますが、それでも不思議なのは、
幸いにも主人公が意思疎通を図る手段を得ていたから、それを私たちが感じ取れたから、だと思います。

もうモデルになった方はお亡くなりになっているそうですが、本当に素晴らしい映画です。