この本を読めば成果を出せます
★★★★★
工場に勤務する中で様々な情報を仕入れるために本を手に取るが、
今までで読んだ本の中で最も成果に結びついた本。
本で学んだことを現実に落とし込んで、在庫管理を少しずつ変えていった。
書いてあったことを実践しては検証していった結果、在庫が30%減った。
実践と検証は未だ半ばであるが、在庫を半分にすることはできると実感している。
入門用ですね。
★★★☆☆
図や例えがあり、とても分かりやすいです。
上流から下流までの考えや工夫が書かれている。
発注、在庫管理、出荷、販売です。
ただ、あくまで基本的な考え方で
それなりの規模の企業では
参考にして効果が出るものではないように思う。
タイトル通り「世界一わかりやすい」です。
入門用としては十分です。
在庫の問題は人ごとではない!
★★★★★
地味な問題ほど実は隠れた大問題であることが多い。
実は経営における端的な問題の一つに、在庫の問題がある。
よく考えてみると、在庫とはお金が商品に化けているものである。
生鮮食品などを扱っていれば、どんな鈍感な人間でもそのことに気づく。
しかし、耐久消費財などであればなかなか人はこのことに感づきにくいものである。
そしてさらにやっかいなのは、概念として在庫を圧縮すれば効率的であると分かっていても、中々具体的なやり方までに議論が及んでいる本が少ないところである。
この本は、そんな地味ではあるが、かゆいところに手が届くような感がある好著である。
今、在庫問題に悩んでいなくとも、在庫の問題が大事に至るまでに感じるための予備知識として一読されることをお勧めする。
わかりやすい、入門書
★★★★☆
随所に在庫管理の基本要素をちりばめたストーリを無理なく
展開してあり、一度、在庫等、生産管理業務の内容を勉強した事がある人であれば、
これの事か!等々きずく事が多数あります。
この本のみでの勉強は無意味だと思いますが、
発注点、安全在庫、生産方式等いろいろ出てきますので、
いい復習になります。
また、確かに3時間程度で読めてしまうので
そういう意味でも、時間のかからない、いい本だと思います。
この本から在庫の勉強を始める方はイメージ作りにいいと思います。
3時間という時間を気にせずに、2〜3日掛けるつもりで
これって何だろう。。って感じで読むと今後の勉強に役立つと思います。
根本的な在庫削減がわかりやすい
★★★★★
製造、流通業界向けにソリューションを展開する業務にかかわっています。
その昔、在庫削減の相談を受けたときに「予測が正確でないと・・・」という話になったりしていましたが、そもそも在庫にするためのプロセスがどうか?が重要だと気づきました。つまりこの本に書かれている発注・買い方など在庫を形成するためのプロセスそのものです。
細かい計算や予測は、それはそれで手法はいろいろあります。ただ、その前に考えなければならないことはサプライチェーンの構成の仕方、つまりロジスティクスの考え方がないと在庫は減らせないということです。
本書ではそういった根本的なことがわかりやすく順序立ててあるので、流れを理解するには非常にわかりやすくまとまっていると思いました。
ただこれですぐ実践できるかというと、そんなに簡単ではないと思います。各業界の商習慣は多種多様で付帯する様々な条件が複雑だからです。本書の根本的な考え方はあらゆる業界で共通しており、その点を理解し、その上で地道に改善策を見出していくことが在庫削減への道ではないかと思います。
本書を読むことで基本に立ち返り、より一層理解が深まった気がします。在庫に関連する業務をされている方にはお薦めします。