公務員試験の過去問を調べると、
職種によって違う問題と、職種の違いによらずに出る問題。
地方によって違う問題と、地方によらずに出る問題。
があるらしい。

憲法、公務員法は、全職種、地方によらずに出るが、
それ以外の問題は、職種、地方、種別によって出る場合と出ない場合がある。

むやみに勉強するのではなく、過去の傾向を知っているとよい。

過去の問題を公開していない試験制度に対しては、
情報公開の法律に基づいて開示請求をするとよい。

その上で、本書に出ていることが関係している試験かどうかを確認してから購入するとよい。

　本書は公務員試験の教養試験に合わせた問題集です。１問１答形式なので，例えば交通機関での移動など細切れの時間を利用した学習にはうってつけです。
　ただいかんせん，本番の試験を考えると，上中級公務員試験対策とうたわれているわりには設問が基本的なことばかり問うているのです。各単元に「ステップアップ」として加えられた１問か２問程度の問題でレベルがちょうどいいくらいです。なので本書１冊で教養試験を突破することを考えるのはあまりに無謀。本格的に勉強を始める前に，大学受験や高校の授業で学んだことを，どこを忘れているかチェックするという最初の段階で活用するのが有効かと思われます。