文句なし面白いっす。
★★★★★
連載も読んでますが、書き下ろしのために購入。
「王国の贄」国王様最期の一日。フルシュト卿やその妹である第一王妃の思い出が語られうるうるしちゃった。
フルシュト様、ファンになりそう。
本編は5巻の予定だそうで、折り返し巻にふさわしく、お話は盛り上がっております。
ほかの王子様候補の印象を見事に掻き消す存在感。
何もかも、まさに「王たるものの運命あり」です。
イラストも相変わらずうっとりするほど美しい。
ファンタジーお好きなのに未読という方はだまされたと思って3冊大人買いしてみては?
スノッブな貴族、謎めいた美少女、薄幸のアルビノの神官、それを守る寡黙な武官、隣国の王族まで乱入して、みんなみんな魅力的過ぎ。
テンポのいい会話が楽しめて、王子様の言動は迷いがなく、気持ちいい。すかっとします。
できのいいFTとして緻密な世界観を味わうのもよし。個人的にはストレスたまったときに特効薬として。