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ケイン 生物学

価格: ¥9,030
カテゴリ: 大型本
ブランド: 東京化学同人
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生物学の奥深さと面白さがわかりました ★★★★★
フルカラーで生物学が解説されている教科書。
具体的な事例を交えながら詳しく解説されており、わかりやすかった。

挿絵や図、写真などのセンスが日本的でないのが、
日本人の私にとっては新鮮で面白かった。

文章は幾分直訳的で笑えるが、内容はよく理解できた。

各章の最後に、討論のネタになりそうな内容のトピックがあり、
(未解決の問題、論争中の問題などに関する話題)
生物学の奥深さと面白さが感じられた。

内容が多いので読み応えがある。読破への道程は長い。
こんな本で生物学を学びたかった ★★★★★
 アメリカの大学で教鞭をとったケイン博士を初めとする3人の生物学者と、現在はニューヨークタイムズ紙に生物学の記事を書いている生物学博士の計4人でまとめた大学生向けの生物学の教科書である。初版に対する意見を教育の一線に立っている人々から得て、第2版が作られた。単に事象を羅列するのではなく、焦点を絞った話題から多くのことを学べるように工夫されている。各章の構成は”ここで一番言いたいこと”、”鍵となる概念”で始まり、”まとめ”と”章末問題”で終わる。またwebサイトで図版や解説が提供されている(discoverbiology.com)。

 例を挙げる。第1章は”科学の性質と生命の特徴”で、一番言いたいことは”生命の多様性の底には、一つの統一性がある”で、鍵となる概念は”生物学とは生命の科学的研究・・・”、 ”・・・全生物は単一の共通祖先に由来する・・・”、 ”共有された特徴は生命を定義する・・・”、 ”生物学的階層は全生物に及ぶ・・・”、および”35億年より前に、生命が非生命から生じた。・・・”である。
 図版が豊富で分かりやすい。生物学に知識のない一般の人も、図版を見ているだけで理解でき、楽しめるであろう。本文から少し外れた多くのトピックスがあり、読みやすいように工夫されている。その中で、二重ラセンの発見に貢献しながら正当な評価を得られなかったと言われているRosalind Franklin博士の功績にも触れている。
 私は化学を専攻し、分子構造、化学反応の合理性と美しさに感動し、化学は暗記物と言われると鳥肌が立つが、生物学はもしかしたら暗記物かと思っていた。この本を読み生物学が体系化された科学であるとはっきりと理解した。

教科書の枠を越えた啓蒙に富む良書 ★★★★★
新刊の生物学の教科書を物色してたまたま遭遇したのが本書ですが,とにかくおもしろい。情報が網羅され新しいことに限らず,読者の知的好奇心を引かずにはいられない斬新な図表が随所に鏤められています。イギリス王室を系統樹に引用しているテキストが他にあるでしょうか?何よりも,答えの確定していない問題に対し,自分の見識を持つ精神の重要さを本書は教えてくれていると思います。