アルトのパートの記譜が、オクターヴ下からになっていて、普通の譜面で楽しんでいた者には、まったくうんざりさせられる物です。私は素人なので分りませんが、その様な記譜法をわざわざ採用する、何か積極的な理由があるのでしょうか。それとも、何処か先進国でやっている事の真似なのでしょうか。とんでもないことが流行るものです。

何曲かはなかなか使いやすいアレンジですが、その他は残念ながらあまり気の利いたものではないなと思うものもあります。
難易度がさほど高くなく初心者でも吹きやすいのはいいのですが、ユニゾンが多かったり、ピアノパートと独奏パートがまるっきり同じでそれでいて音が薄かったり。
実際に演奏するときには注意が必要。
ただ、ピアノを含まないアレンジの数曲はよく使わせていただいています。

さらに残念なのは、アルトリコーダーパートの表記がオクターブ下（学校教育方式）になっているので普通の記譜にしか慣れていない場合は吹きにくいかも。
また、目次の編成見出しにもミスプリントがあったので続刷がされるのでしたら改善を望みます。

今は楽譜を読み込んでMIDIデータにできるので、一人でも多重録音で楽しもうと思えばできるのですが、いざMIDIデータにしてみると一本調子なアレンジのため、せっかく練習しても披露できる演奏になりません。
「27曲入りで1000円、お安いですよ」みたいなのはもう要りません。せっかく練習するのですから、どこかで演奏披露できるレベルのものを販売していただきたいです。
10曲で2500円でもいいので、きちんとしたアレンジと伴奏、できれば伴奏CDをつけて販売してください。これではお金を捨ててるだけ...。

指使い練習曲からはじまり、ポップス、クラッシック、多彩なジャンルの曲が詰まっておりクリスマスメドレーもありました。ピアノ譜つきの曲もあってどれも分かりやすいアレンジでたいへん参考になりました。主にＳＡＡ（Ｐ）の２声～３声アンサンブルの譜面をお探しの方には良いのではないでしょうか？