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地方分権の失敗 道州制の不都合 円滑な推進に向けた経済学的論点整理

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 幻冬舎ルネッサンス
Amazon.co.jpで確認
いい意味で期待はずれ ★★★★★
 一度、買っておいてそのままにしていたが、改めて読み直すと、実にいい本であることを再発見。地方分権や道州制の議論について、公共経済学、財政学などの原理原則を丁寧にわかりやすく解説してくれている。オーツの定理や、ボーエン・サミュエルソン条件の説明がこの本で初めて理解することができた。出版社が学術書系の出版社でないために、手軽な読み物を想像しているといい意味で期待はずれ。
タイトルと内容がミスマッチ ★★★☆☆
 完全にタイトルと内容がミスマッチである。この本は道州制を批判的観点から検証しようなどというものではなく、単に、経済学・財政学の視点から、道州制導入に伴い考えられる論点をあげつらったもの。
 この本には、難点が3つある。1つは、上げられている経済的論点がありきたり、もしくは教科書的で、読み物として興味をひかれる論点がないこと。2つめは、とりあげた論点についてたいした堀下げをしていないこと。3つめは、各項目について、著者の意見もしくは結論を述べておらず、単に、これまでなされてきた意見の簡単な紹介で終わってしまっている項目が多い点だ。
 経済的観点から道州制を考えようという発想は良かったが、学者が書いた本丸出しで、中途半端な浅い教科書のようなつくりを目指してしまったのが残念。
 道州制について誰でも思いつく疑問を、ちょっと、経済学の用語を入れて説明してみましたという程度の本、だと思う。
ナイーブな議論を廃し、自律型地域設計を目指すための書 ★★★★★
道州制を導入し地方分権が進めば、政治と金の問題や行政組織のスリム化等々の喫緊の課題が、すぐに解決するだろうと楽観的に考えていた者にとって、このタイトルは刺激的だった。確かに新制度をただ導入しただけで、自由や公正さが担保される訳ではない。まずは地道に論点を整理することから始めるというスタンスは重要だ。しかも、全ての改革のベースである経済学からの論点整理がされている。ここが出発点となって、議論がより深まっていくのではないか。必須分権の一つでだろうと思う。
タイムリーな入門書 ★★★★★
経済学の基礎理論を援用しつつ道州制の論点を整理し、慎重な制度設計が必要である旨を説いた良書。道州制とは、その意義とは何か、論理的でわかりやすい解説によって漠然とした不安が払拭された。