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Lightbulb Sun

価格: ¥1,820
カテゴリ: CD
ブランド: Kscope
Amazon.co.jpで確認
空気感の演出家。 ★★★★☆
より一層歌モノ路線へと歩を踏み入れた「Stupid Dream」に次ぐ本作では、これまでの路線を踏襲、敷衍しつつも、「Signify」以前の空気感の演出も随所に顔を覗かせており、作品毎に大幅なスタイル変化を経てきたバンドのひとまずの集大成となった。
前作の尾を引きつつも、ぼんやりと薄靄に包まれたタイトル・トラック「Lightbulb Sun」。
レトロなムードが溢れる小品「How Is Your Life Today?」。鮮烈なメロディーとエスニックな味付けがユニークな「Four Chords That Made a Million」。コーラス・ワークに思わず聴き惚れてしまう「Shesmovedon」は前作に収録されていてもおかしくないナンバー。ただ、本作収録楽曲はいずれも前作のポップでファンタジックな印象とは異なり、陽光の暖かさの下に陰りを宿している。
タイトルの長い「Last Chance to Educate Planet Earth Before It Is Recycled」は「Four Chords That Made a Million」と似た雰囲気を持つインスト・ナンバー。カントリー調のアコースティック・ギターが軽やかだが、その背後で奏でられる音群は意外に濃厚。
「The Rest Will Flow」はイギリスの片田舎を抜ける春風のような優しメロディーを纏うナンバー。
「Hatesong」はライヴでも人気のナンバー。ベースの流動的なうねりに呼応する形で導かれるドラムが良く馴染んでいる。ドラマーのクリス・メイトランドが脱退し、ギャヴィン・ハリスンが加入したことで唯一残念に思うのがコリン・エドウィンのベースとのハーモニーが聴けなくなってしまったことである。プレイの鋭利なまでの正確さはギャヴィン・ハリスンの方が上だとは思うが‥‥。
「Where We Would Be」も何処かで似たような曲を、と思ったら「The Rest Will Flow」と良く似ている。比較的似たような曲が多い気もする作品である。
「Russia On Ice」は13分にも及ぶ大曲。中盤以降のヘヴィでスリリングが展開は凄まじいが、個人的にはそれよりも前半部で聴けるクリス・メイトランドのコーラス・ワークが気に入っている。
最後を締めくくる「Feel So Low」はこれもまた何処かで聴いたことが‥‥それもついさっき。しかし、本作のラストを飾るのにはこれほど相応しいナンバーも無い。
明るく穏やかでありながら、全編を通して倦怠にも似たメランコリーを孕ませる辺りはやはり一筋縄ではいかないバンドだなぁと思わされる。とにかくこのバンドは雰囲気の描き方が上手い。
充実の傑作 ★★★★★
前作の穏やかな叙情味という新境地を経て、この作品は「Signify」までのヘヴィ・サイケ調とシンフォニックな高まりにアコースティックな味わいがからんだ充実した内容になりました。アーシーな広がりやポップな聴きやすさもあります。これはもはや新時代のブリティッシュ・ロックの代表作の一つではないでしょうか。もちろんプログレ・ファンも直撃。
エクスペリメンタル、プログレ、アートロック ★★★★★
独自の世界を構築するバンド。プログレに影響を受けながらも、それだけにとどまらない個性を確立。サイケデリアな雰囲気も持ち合わせた器用なバンド。曲はかなり、グラスハマー、フラワーキングスにも近いなにかを持っている。10点中8点
ジャパンのメンバーのリチャードバブビエリが参加