追加内容は他の人が書いているので、省略。
５人プレイをやった感想。
このゲームはカードをそろえる事が勝利条件となっているため、
突き詰めればカードマネージメントのゲームなんですが、
５人になるとカードの総数は同じのため、各プレイヤーがカードを引ける回数が
かなり減ってしまいカードをそろえる事がかなり困難になってきます。

カードマネジメントを積極的に行える職業がいないとクリアはマズ無理って気がします。
ゲーム自体は面白いんですが、５人ルールはもうちょっと考察の余地があるんじゃないかと思います。
その辺少し残念。手札が２セットぐらい有れば良かったかも…。
（自分らは職業を好きなモノを選び、スペシャルカードを全部入れて、エピデミック４枚、カードの開示有りの
　ルールで挑戦して、最終ターンでギリギリ薬開発が間に合うぐらいでした）

基本のパンデミックもとても面白いゲームだったのですがこの拡張で更に面白くなりました。
ただし、追加される要素のほとんどが、元から高い難易度を更に上げるので、
基本をしっかり遊んでから移行することをおすすめします。
…まぁ５人対応と従来ルールに新役職・新スペシャルカード追加だけでも楽しめるとは思いますが。

この拡張により役職が倍以上に増えました。
能力だけ見ると基本の役職より強力に見えるのですが、
実際やってみるとそこまでではなく、良く考えられていると思います。

スペシャルカードも増し、人数に応じた枚数をランダムで抜き出す事にルール変更されているため
ランダム性が上がり面白くなっていると感じます。

他の方が言うとおりエラッタがあります
その内、再販分からはバイオテロリスト用のロケーションシートだけは修正されているようです
これによりコンポーネントにミスはなくなったので十分かと


※以下ルール等まとめですので興味ある方のみ読んでいただければ。

・追加エピデミックカード１枚により上級の上の難易度「伝説」がプレイ可能に

追加ルール３つ(内、猛毒株は他の２つのルールのいずれかと合わせて適用可能)
・猛毒株…最初のエピデミック時に一番多かったウィルスが猛毒になり
　　　　　　　凶悪な効果がつく(ex.アウトブレイク時に２進む、感染がないところへの感染は駒２個・・等)
　　　　　　　エピデミック猛毒株カード毎に効果が異なりランダムに
・変異種…特殊な５つめのウィルス(紫)が発生します。
　　　　　　　神出鬼没で、またコマの数も半分(４種２４個に対し１２個)なので苦しめられることでしょう。
・バイオテロリスト…協力ゲームであったパンデミックに敵役が入ります
　　　　　　　　　　　　バイオテロリストは各地を潜伏して周り５つ目のウィルスをばらまくことで
　　　　　　　　　　　　協力体制のプレイヤーを苦しめます
　　　　　　　　　　　　バイオテロリストは、協力側１人１人の感染フェイズの後行動するので怖いですよ
　　　　　　　　　　　　（やってる方はニヤニヤ出来ますが）

バイオテロリスト１枚のほか、プレイヤーが担当する新たな職業も６枚増えます。
スペシャルイベントカードも８枚追加。
オリジナル駒よりも首一つ分（1cm位）小さいコマが12個同梱されていて、元の駒の代わりに使うようになってます。また微妙な色が増えてるけど･･･この色チョイスは謎。

テロリストは他のプレイヤーから隠れて（『スコットランドヤード』のミスターＸのように）移動しますが、記録用の「ロケーションシート」に一部誤りがあります。
ルールブックにも誤記があるので、ホビージャパンのウェブサイトでこれら修正点を要確認です。
http://www.hobbyjapan.co.jp/pandemic/

肝心の、拡張の中身そのものは非常に充実していると思います。値段に見合った満足感があります。

パンデミック自体よく出来たゲームで、そのままでも十分だが
より完全な、面白いゲームにさせる意義ある拡張といえる。
　
ほとんどの拡張でそうだが、本体をやり尽くした後すべきで、
猛毒株、変異種のチャレンジは鬼のような使用となっている。
逆にバイオ・テロは、上級者が、初級者、中級者を相手にやりあうと、
攻守どちら側も面白そうで、導入ゲームとしてもつかえそうだ。

これら三つのチャレンジは、それぞれ補足ルールが多い事が、
難点といえば難点かもしれない。
特に変異種、バイオ・テロの二つは、同じ紫駒をつかうため
ルールがこんがらがりそうである。

兎にも角にも、拡張というからには、これぐらいの物は出してほしい。