中国駐在員になれば、さらにギャフーン!!
★★★★☆
ここに書いてあるのは、ごく一部だけど必ず知っておいて損にはなりませんよ。
しかし現実中国で駐在員をやっていると「更に、倍!!」と大橋巨泉もビックリな
ぎょええええ!!とした驚きを感じますよ。
私の場合、交渉には必ずお金はつき物でした。
毎日のように「高級な食事」や贈り物を要求してきます。
まあ、これくらいなら・・と思いつつ気がついたら、かなりの金額。
そろそろ決まるんじゃないかと、接待をやめた途端、交渉も決裂いたしました。
工場建設でなんか裁判ざたになりました。
ある日、中国人の社長が接待に行くぞと言われ、行きますと知らないお腹が出たオヤジの面々・・・
後で聞いたら、その裁判の裁判長らで接待で買収したとのこと。
日本じゃ考えられませんね。
長い間、友人のように仲良くなったと思っていた中国の方と別れ際
私らは親友だ!これからも連絡とって仲良くビジネスやっていこうよ
なんていったら、
「あなた、いくら持っているの?私、お金ない人信じられないし、お友達になりたくない」
とのこと・・・私が勘違いしているだけだったんかい!?
皆がみんなそうじゃないと思うけど、
中国でビジネスやるなら日本的な考えを一掃してから
やった方がいいですよ。
だからこの本には同感できます。駐在員の私もお勧めです
手ごわい隣人と渡り合う方法
★★★★☆
帯にその一例が…
@先に意見を言わない
A会議以外で考えを漏らさない
B無理に結論を出さずに逃げる
な、なるほど・・・!
さらに、
C美辞麗句は馬耳東風と聞き流す
D譲歩できないことは絶対譲歩しない
などなど…!
PTAの役員をかならーず引き受けちゃうあなた!
巻き込まれた人間関係をなんとか改善したいあなた!
これだけでも、かなり役に立つと思いませんか? (含む自分)
まともに交渉したら絶対勝てない●○と互角にわたりあうための実践テクニック!
ぜひマスターしましょう♪♬
それにしても、こんな本を買うなんて、一体あんたなにする気〜???
社運を賭けるようなプロジェクトを計画してはならない
★★★★★
著者の個人的な見解が多いですが、50年以上中国との交渉をしてきた経験から書かれているので、説得力は十分にあります。巻末の中国との契約書の見本はとても参考になります。中国との交渉に関する書籍がまだまだ少ない中で、貴重な資料になる本だと思います。
仕事上での中国とのやりとり中で「?」だったところが、ある程度理解できるようになりました。
特に
「成否が五分五分だったら進出を諦める」
「社運を賭けるようなプロジェクトを計画してはならない」
という内容には、納得いくところが多かったです。
中国人相手の交渉は心してかかれ
★★★★★
外国人との交渉の際は、日本人相手とは違った緊張感がある。特に交渉上手といわれる中国人を相手にするときは、相手が中国人であることを強く意識すべきというのが著者の主張であり、著者の経験も交えながら、主張は十分に立証されている。
友好的な態度を示しつつも、特には威嚇してきたり、中国人はあの手この手で最初から相手より有利な立場に立とうとする傾向が強く、交渉において狡猾である。交渉を成立させることが出来なかった場合のペナルティが日本人担当者よりも強く、必死で交渉に臨んでくるためにいろいろな手練手管を使うという側面もある。
中国人はそのようなある意味ずるいやり方を当たり前のようにやっている。それでいて、結果的に相手を傷つけることになったにせよ精神的に参ったりすることはない。交渉に感情を持ち込むことはなく、勝つためのゲームと捉えている。
米国などもそうだが、一般に個人主義的傾向の強い国では、個人のメンタルが強い。団体で交渉に臨むという意識の強い日本人に比べ、中国ではたった一人で交渉をうまくまとめることを要求されるシーンも多いと推測する。現代の中国人も会社への帰属意識が希薄であるなど個人主義的傾向は強い。このようなことを考えれば中国人が交渉において場慣れしているということもいえるだろう。