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対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩崎学術出版社
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まずこの1冊 ★★★★★
クライン派,クラインの理論を学ぶには何をおいてもまずこの1冊。
これを読んで大枠を抑えてから,次の1冊に進まれることをお勧めします。

とにかく,クラインの理論が分かりやすく,時系列で,順を追って説明されています。

すでにクライン理論に馴染まれている方でも,
コンパクトに理論がまとまった本書は手元に一冊置いておくと便利です。
分かりやすいです ★★★★★
イギリスにおける精神分析の祖とも言えるメラニークラインによって提唱された理論を簡潔ながらも体験に根ざした形で深く解説している入門書。クラインの理論は「分裂妄想ポジション」と「抑うつポジション」の二つが大きな二本柱となっており、そこから発展・生成した形で「投影同一視」や「分裂」などの防衛機制の理論的立脚が行われている。クラインによるとフロイトの言うエディプスコンプレックスを形成する以前から母親(養育者)を主とした対象関係を内的世界にイメージしそこから「良い乳房」と「悪い乳房」という対象を分裂した形で認知が始まるという。詳しくは本書の中身を読んでもらえると分かるが、児童分析の過程を通して理論化されたものであり、のちのウィニコット対象関係論や境界例人格障害を理解する上での礎石となっている。