内容は溶接の種類や基礎的内容だがこの手の本にしたら断然分かりやすいです。
これから始める人は買って損は無いと思います。

溶接の本となると、内容の難しい本が多いですが、この本の内容は、初心者向けに簡単に書かれています。
しかし、簡単に書かれていても詳しく書かれていて、溶接の実技や、知識を学ぶ上で大変役に立ちます。
何故、ここまで言うか言いますと、私は、この不景気の為に辞めさせられ、溶接を雇用・職業開発機構の施設である職業訓練センター（ポリテクセンター）で
職業訓練をする事になりましたが、全く、解らない溶接の勉強が解らず、ついて行くのが大変で困ったあげく、この本に出会いました。
始めは、この本を買っても開くのが中々でしたが、授業の内容がこの本に書かれている通りなのに驚きました。つまり、ホワイトボードに先生が書かれ、
説明している内容や、絵がこの本の書かれている内容に一致するのです。始めは、偶然かと思いましたが、殆ど、変わらず、どれだけ、この本が溶接を
学ぶ人の為に細かいところまで書かれているのかを実感しました。値段を高く感じられると思いますが、決して、損の無い内容です。
断って置きますが、私は、この本の関係者でもなく、単なる失業者です。でも、今、この本に助けられながら、職業訓練を修了し、就職する決意です。
溶接に初めて触れ、勉強される方は、この本をお勧めします。そして、この本を書かれた著者の小林一清氏に心から感謝申し上げます。

溶接全体の基本的な知識から、実際の作業まで、ツボと言うか、勘どころといった、他の本では今ひとつ舌足らずだったようなことが、とても詳しく解説されていて、助かりました。図もきれいでわかりやすいです。ちょっと値段が高いですが、内容的にはお釣りがくると思います。これから溶接を始める新人さんに最初に読ませる入門書としてはピカイチで、お勧めですね。