この本200頁足らずのの小さな本だが聖書の言葉の珠玉がいっぱい詰まっている。
要約すると下記2つであるが本当に識り体感し悟るには学びの生活から得られるものであろう。
①怖れーー不足、失敗、病気、失う、不安感ーーこれらは自分の内にある敵であり悪である。逃げるのでなく向き合い、出来事に対する逆向きの思考という「怖れ」という重荷を潜在意識から下ろしなさい。
②そして、その対極にある信頼、無抵抗、敵をも愛する愛を全うしなさい。
怖れなき信念を持ち、ビジョンを固守し目標を達成する。
怖れるな、愛を送れと言われても人は怖れ、愛を送らない。人ができないのでイエスキリストが何度も教えている。この本でも「できない」を「できる」にする方法のヒントが述べてある。
「できない」のでなく「しない」のである。潜在意識の「できない」という意識を追放する。できなくてもできる「ふり」をする。言葉のアファメーションを分かりやすく実行しやすく書いてある。
「現世的思考の苦しみの中にいる間は、明確なビジョンをもつことは不可能なのです。疑いと怖れは心と肉体を毒し、想像は暴れまわり、病気や災難を私たちに引きよせます。この重荷をキリストにお渡しして自由になります。そうするとビジョンが明確になり、健康、幸福、供給などの善が実現される。」
なかなかすぐには理解、納得、体感できにくいが味わいのある学ぶべき言葉である。