昔の娯楽映画はレベルが高かった
★★★★☆
70年代東映を代表するポルノ&アクション女優(当時はそういうカテゴリーがあったのだ)、池玲子と杉本美樹によるスケバンポルノ映画。ただし当時は杉本はまだ格下扱いで、SM担当みたいな脇役である。
鈴木則文監督の腕前について予備知識がない人が、泥臭い昔のキワモノB級映画と侮って接すると、まずテンポの軽快さ、明るさにびっくりするだろう。スケバン達にも無邪気な透明感があり、特別出演=梅宮辰夫の押し出しも見事なものだ。それだけに、後半の展開とミスマッチ(何ぼ何でも小山明子は無駄な豪華さだろう)な感じもするするが、ラストの暗殺場面は痺れるほどのカッコ良さ。10回ぐらいリピートしました。