インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

赤の発見 青の発見

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白日社
Amazon.co.jpで確認
イノベーターによりイノベーションのジレンマ ★★★★★
世界的な半導体の研究者・西澤潤一氏と青色発光ダイオードの発明者・中村修二氏の対談です.中村修二氏については多くの自書・関連書が存在しますが,中でも本書が一番読み応えがありました.

対談の内容は幅広く,発見の経緯から,イノベーションが起きる条件,イノベーターを育てる教育,そして日本の科学技術の問題点とあるべき姿まで,熱く語り尽くします.理系学生の必読書です.
独創と発明の対価 ★★★☆☆
「独創」の元祖たる西澤氏と,「発明の対価」の元祖である中村氏の対談である。二人は高輝度LEDの実現という共通項を持つ。
西澤氏は「純粋研究者」として,理論的裏付けから結果を予測していく。一方中村氏は「企業研究者」として,結果の妥当性を追い求めていき,理論はいわば後付けである。研究者としての基礎においては全く対照的であり,西澤氏はいわばエリート,中村氏はたたき上げといった趣が漂う。
技術的な話が多く,読みにくい面もある。しかし,ある程度分かっている人ならおもしろく,あっという間に読める。この本で知ったのだが,西澤氏の業績は光通信デバイスの分野よりもむしろ,その前段階である半導体の結晶製造法に顕著らしい。基礎研究においては,中村氏にとっても西澤氏は雲の上の存在であるようだ。

工学においては実験が全てである。電子顕微鏡では局所的な解析はできても,「カン」が養われない。光学顕微鏡が実験においては大切,という。二人とも,こうした感性やカンのようなものの大切さを強調する。おそらく,いまの学生には通じないだろう。ノーベル賞候補とされる者同士の,おもしろい共通点である。
権威に反発してきた二人もいまや権威である。今後どのような活動をしていくのか注目しよう。
中村修二をKOする西澤潤一のすごさかな ★★★★★
あの中村修二が小さく見える。あの西澤潤一の前にでると・・・。すべてはこれにつきる。この本の編集者は西澤と中村のノーベル賞同時受賞を切に希望している。

中村修二は先鋭的である。自分が認めてもらえない不満が頂点に達し、手当たり次第、当り散らしているのではないか。きわめて損な印象うける。中村ファンとしてはやりきれない。その中村は、しかし、西澤の前にでると借りてきた猫。笑えるくらいに。だから、西澤に私は興味を持った。私はむさぼるように読んだ。そして、私も二氏のノーベル賞同時受賞を切に願うようになった。その後、西澤の本を10冊は読んだ。私は西澤を詳しくは知らなかったのだ。
天才と天才の対談は読み応えがある。血わき肉おどるものがあった。知的好奇心は刺激され、この本が埋もれることのないことを切に願った。これを書いたのは、そのため以外のなにものでもない。名著である。

日本人 ★★★★★
西澤潤一さんと中村修二さんによるこの著書を拝見し、まず日本人技術者たちの先見の明に改めて驚かされました。と同時に、彼らと同じ日本人の血が流れていることに深い悦びを感じました。世界に誇るべき日本人の頭脳。みなさんも是非読んでみてください。
首都大学東京のNEXT学長西澤潤一さんガンバレ!!