バーに行きたくなる。(ネタばれあり)
★★★★★
Glass121で大人になる第一歩は「言葉にならない言葉を探す」事だと言っています。
何をもって大人と言えるかは未だにわからないけれど、
少なからず、僕らは建前の中で生きていてる。
伝えたい、いいたい言葉があるけど、周りを傷つけない為、自分が傷つかない為にその言葉を飲みこむ。
そんな風に考えさせられる。
「なぜ人は仕事をするのか」
「それはいろいろな大人の心を捜すため・・・私はそう思いたいですね」
ここに確信は無いけれど、バーテンダーは、その伝えられない言葉をバーで引き出す為に居るんだと言っている気がする。
勝手な解釈だけど、素敵なバーテンダーのいるバーに行きたくなる、そんな作品です。
この章だけでも僕は読む価値があったと思います。
外伝としてなら・・・・・
★★☆☆☆
ニッカウヰスキー、そしてその創始者である竹鶴夫妻の
足跡をたどる物語です。
そこに、既存の登場人物をやや強引にはめこんでいるので
イマイチのり切れない読後感を覚えます。
漫画「バーテンダー」としての星は2つ。
今回は少々残念な出来と思います。
へー
★★★☆☆
これ一巻まるごと竹鶴夫妻とニッカウヰスキーのための本。
竹鶴夫妻の話は、興味深かったが、その話に持っていくために
レギュラーキャラの人生の話まで作ってしまうってのは、
どうなんだろ。。。
今回は北海道を舞台に
★★★★★
今巻はやや番外編的な装いで、北海道が舞台。
ホテル・カーディナルのジュディを嫁に迎える家族の
話と筆者が主題として取り上げるニッカウヰスキー
創業者竹鶴夫妻の物語を縦糸と横糸にしながら、
パリから戻ってきたばかりの佐々倉君の話など、
伏線を回収しながら物語が進んでいく。
本編とはあまりリンクしてこないが、違和感なく
ストーリーが進んでく、「読ませる」内容と
なっている。