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DEATH NOTE Vol.9 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: バップ
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原作とは相違するが、これはこれなのかもしれない。 ★★★★☆

そう、ここはLが死ぬ話があります。なんというか、アニメでこのシーンをどう表現するのか興味があって見ました。感想は、うーん、なんなんだろうね。複雑でした。凄く面白くないというか(正直)、でもこれも一つの結末かと思ってみたり。よくも悪くもデスノートの根源を覆す演出だったなあと思います。デスノートの面白さの根源とは何か。ずばり「キャラに無関心」なんだろうと私は思っています。デスノはキャラ漫画ではないんだよね。ストーリー漫画なんだ。ストーリーがあってキャラがいる。だからやたらとキャラが死んでみたりする。多分漫画家さんには二種類あって、一つはキャラを中心に考える人(キャラが勝手に動いてストーリーを作ってくれることを好む作風)。もう一つはストーリーがあって、それをキャラクターに如何に演じさせるかを重視する作風。繰り返すとデスノートは完全に後者。
私はキャラクターに入れ込む方で、正直、Lのあの突拍子でもなさが凄く好きだったんだけど、残念ながらLはストーリーのために死にます。デスノートっていうのは遊び漫画。道徳や教訓とかの学ぶべきことはないのはもちろん、実は推理すらなくて、ただ強引に読者に推理させている振りをしているだけ。強引にストーリーを持って行っているだけの漫画。実はトリックも何も無い、アナーキーな破綻ストーリーを無理矢理読ませているだけ。そしてそれこそがデスノート最大の魅力。
アニメの「沈黙」では非常にLが主役でした。完全なキャラ優位作品になってたね。これでは原作のデスノートの面白さは消えてしまうでしょう。これがアニメなりの演出だと言われればそれまでですが。

Lファンには嬉しい演出でしょう。私も嬉しかったです。何回も見ました。でも心のどこかで、複雑です。アニメは難しい。ただ、原作であまりにもあっけなかった死を見ている私は、心のどこかで、Lのこういった場面(過去の話やワタリとのやり取り、月との絡み)をアニメで見たいと願っていたのかもしれないとは思います。
Lへのレクイレム ★★★★★
私は、原作を知りません。アニメのみでここまで来ました。25話「沈黙」に限っては原作と大きく違うからダメ云々いろんな意見があるけれど、原作に忠実であるだけが全てではないと思う。説明が少ないとの意見もあるけど、アニメのみ見てきても、展開に無理があるとは特に感じません。
本来ないはずの幼い頃の回想シーンは象徴的で、足を拭くシーンなどはピアノのBGMも含め、まるで一枚の絵画を見ているような感覚になり、どうしてこの回に限ってこんなに静寂な時間が流れているんだろうと見ていると、あの展開へと進んでいく。
Lに対して特に思い入れはないつもりでしたが、本当に衝撃的でした。
そして、「沈黙」は後一歩というところで不条理な幕引きを余儀なくされるLへの鎮魂歌だと痛烈に思いました。
人の死自体が、あたかもゲームの駒のように扱われている「デスノート」だけど、本来の死とはこれほどまでに重たいものなんだとも…。
彼が最後に聴いた教会を髣髴とさせる鐘の音が、今後彼が導かれるべき場所への暗示のようで、それがせめてもの救いです。
今後の展開が、残りの回数に追われている感は確かにあります。
それでもあえて彼の最期に時間を費やしたかったアニメ製作会社の意向を尊重したいと思います。
1部の終わりと2部の始まり ★★★★☆
ついにLの最期が来てしまいました。『沈黙』の回は個人的に悲しいと思うと共に楽しみでもありました。しかし、途中で入ったオリジナル…これを入れた意図が知りたいです。明らかにその方面を狙ってるような演出で残念でした。原作ではLがあっさりと死んだからアニメではLを印象付けたかったのでしょうか…?

さらに残念なのは、ここから先の展開は原作の内容をかなりカットしてるため、わかりづらいです。最初から3クールではなく4クールでやれば良かったのでは……
Lの最期 ★★★★★
今巻ではついにLが命を奪われ、ニアメロ編に入ります。 連載で読んでいた時は、Lが好きだった事もあり、大変襲撃を受けました。 アニメではどんな演出になるのか気になっていましたが、原作とは結構違う部分が見受けられました。 まず、月とLのやりとりは原作と大きく異なっています。 屋上の雨のシーンは「あれ、こんな場面あったっけ?」と思いながら観ていると、Lが屈んで月の足を拭きだして「え、深夜だからってBL…?」と少々びびりましたが、後からあれは聖書によるキリストとユダの姿をなぞってかけているのだと聞きました(多少、いやかなりBL受けも狙ってはいたのでしょうが…)。 朧げに映し出されるLの幼い頃のワイミーハウスでの記憶は走馬灯の様な効果を出していてすごく印象に残りました。 鐘の音や、BGMは良かったです。 迫って来る死を感じ取っている様子のLには哀愁が感じられ、死にゆくLに微笑む月の声は本当に邪悪で、上手いなあ…と思いました。 原作では見られなかったワタリとの繋がりや絆が見られた所は本当に良かった。 ミサが歌っていた場面は必要性を感じられず、最初何で…?と思いましたが、何度か見返すと原作には見られなかったミサの姿が感じられました。 原作ではそうでもないけれど、アニメ版では月に利用されている事を気付いていたのかな、と思わされたり…。 ただLの「が…ま…」が無かったのは少し残念。 鐘の音を印象づける為には無い方が良かったのかな? でも原作をただなぞるだけよりは、アニメにはアニメならではの「DEATH NOTE」を創り上げられている方が良いと思うので、星は五つ。