イチローの難解な表現も、著者のフィルターを通し読わかりやすい
★★★★☆
メジャー移籍決定直前から
2004年までのイチローの姿が
著者のフィルターを通して描かれています。
イチローならではの
理論的かつオリジナリティに満ち溢れた
言語表現が随所に散りばめられています。
それを読者にもわかるように
記している力こそ著者の力量(拍手!)。
本編だけでなく、
巻末に収録されていた
Numberからの文章も
リアルタイムに近い熱を
感じさせてくれ胸を熱くさせられました。
文句なしの秀作です!!
2001
★★★★★
イチローさんがMLBデビューの01年の偉業と苦労がよく分かりました。テロでMLBの存在、そして取材をする難しさを痛感しました。
天才?
★★★★☆
「天才、言うなっ」テレビを見ていたイチローが突然、そう呟いた。
このエピソードからわかるように、イチローは才能だけでなく努力で世界一の打者に上り詰めた。メジャー1年目からリーグMVPを獲得するには、どれだけの努力を積み重ねたのだろう?
野球ではないが、サッカーの中田英寿は全体練習が終わった後も、1人グランドに残ってユースの選手とボールを蹴って個人練習をしていた。中村俊輔も、居残りでフリーキックの練習をしていた。努力することは一流になるための必要条件なのだ。
才能に溢れるイチローたちでさえこれだけ努力しているのだから、才能のない自分はもっと努力しなければならない。そんな前向きな気持ちにさせてくれる本だった。
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★★★★★
野球の殿堂は、ホール・オブ・フェイム(The Hall of Fame)ですよ。
ちょっと気になったので…
本書の内容ですが、素晴らしいです。新聞やテレビからは得られない、イチロー選手の生の声が存分に堪能できます。
イチローファンの方、ぜひご一読を!
伝説との邂逅
★★★★★
タイトルにある“聖地”とは、ベースボール生誕とされるクーパーズタウンにあるホーム・オブ・フェイス(野球の殿堂)のことを指す。
2001年のMVP、新人王受賞時と2004年の最多安打数262本と2度目の首位打者獲得後の2回の聖地巡礼とそれに至るまでの足跡を表している。
内容については既に刊行されている単行本に書かれてあるほうを参照してもらう事にして、文庫版は+αのNumberの記事7編が付け加えられている(2004年度のことについて)。表のマスコミには書かれないイチローの言葉が多数収録されており、イチロー本の中でも文句なしの良書。買って損はしない内容ですね。