アルバム「sakura」の辺りで実験的な曲を作り続けていたサザン。
この曲がその集大成と言っても過言ではありません。
デビュー20周年を迎えるもセールス的にも不完全燃焼。
そしてこの曲もセールス的には散々でした。

しかし、ファンの間ではなかなか評判だったこの曲。
ライブで演奏されるや見事に化けました。
曲はトランス調で歌詞は意味不明。
それまでにない感じがなんとも言えません。

ライブでは超頻出曲です。
アリーナがひとつになれます。
ライブに連れて行った友人から、
この曲のＣＤを貸してくれと言われたのは、
一度だけではありません。


ちなみに、TSUNAMIのひとつ前のシングルです。
そういう意味でも桑田さんにとっては
ある種の起爆剤的な感じがあったかもしれません。

　セールス的に散々だったことから、あまり触れられないこの曲だが、アルバム「さくら」から続くマニアックな路線の、ひとつの到達点といえる。
　サザンのライブでは、派手なパフォーマンスとともに、会場を盛り上げる曲として度々演奏される。
　アルバム未収録の為、この再販を機に、多くの人に聞いてほしい曲である。
　B面の「夏の日のドラマ」は松田弘ボーカルのバラード。こちらの方が、従来のサザンのイメージに合っていたのか、A面の曲を差し置いてベストアルバムに収録されている。
　なお、「イエローマン」では桑田さんのラジオ番組に出演していた”クリトリーナ池川”さんが、声で参加している。

　「さくら」のマニアックな方向性をさらに進め、来るところまで来たシングルと言える。大衆のサザンのイメージとかけ離れていたことや、タイアップがなかったこともあり、セールス的には散々だったそうな。
　それでも後のライブでは度々演奏され、コアなファンの間では人気の曲。
　長いサザンの歴史の中で、こんな変化球もあってよいと思うし、実際やけに記憶に残るのだ。
　そしてカップリングの「夏の日のドラマ」は、Ａ面の曲を差し置いていち早くベスト盤に収録された、松田弘ボーカルの佳作である。
　また、Ａ面は桑田佳祐のラジオ番組「キャノンＦＭワンダーランド〜やさしい夜遊び〜」で当時出演していた”クリトリーナ池川”さんが声で参加しているという、分かる人にしか分からない要素もある。

この曲は「素敵な春の逢瀬」ツアーの本編ラストの曲でしたが、そのテンションの高さに最初はついていくことが出来ませんでした。そのツアーの６年後に行った「みんなが好きです」ツアーで桑田さんが黄色い帽子にランドセルを背負って歌うというパフォーマンスがインパクトが強かったです。（みんなの振りも）

しかし、年越しライブをギャオとＷＯＷＯＷの放送を録画したビデオで見たらサビの部分がエッチな歌詞になっていました…。

ＰＶの肥満体の桑田さんも見ものです。

桑田さんの世界がストレートに表現されていて、結構サラッとつくったんじゃないかな。
桑田さんが一番やりたい曲ってこういう曲調なのかなって思います。