寝床で本を読む習慣があります。
ビジネス書は仕事のことを思い出して眠れなくなるし、
哲学・文学書等は考え出して眠れなくなるし、
漫画はあっという間に読んでしまって満足できません。

本書は、疲れた心身に安らぎを与える癒し系の書物です。
寝る前に読むにはちょうどいいです。

J-WAVE"DOCOMO MAKING SENSE"を文章化したものの第３弾。放送日時でいうと、2006年７月から12月分らしい。
過去の放送を単行本にしているので、多少話にタイムリーさがないのだけれど、ほとんど時事ネタはないので読み流すのにはちょうどいいのかもしれない。それだけくだらない話が並んでいるということだが、この本の楽しみは話の内容ではなく、三谷幸喜と清水ミチコの２人のかけあいにあるのだから、サクサクと読んで「あー面白かった」というので合格とすべきだろう。
個人的には、装幀が和田誠なのでいつも楽しみにしている。今回はドーナツを食べている２人、ハチにハートの３のトランプ、袖をめくるとスッポンにフクロウで、本体は一寸法師というもの。どれも本文中に出てくるものではあるけれど、いったいどんな基準で選んでいるものやら。