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さくらん [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: 角川エンタテインメント
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   演出家・蜷川幸雄の娘で、写真家として有名な蜷川実花が初監督に挑戦。原作は安野モヨコ、脚本はタナダユキ、音楽は椎名林檎と、ガールズパワーが結集された1作だ。舞台は江戸の吉原。遊郭「玉菊屋」に連れて来られた少女が「きよ葉」と名づけられ、成長して吉原でもトップの花魁「日暮」となるまでを描く。大門の上に金魚が泳ぐ水槽が飾られるなど、吉原や遊郭内の美術が斬新でカラフル。金魚や花がふんだんに使われ、時代劇とは思えない遊び心に満ちたビジュアルが、物語にぴたりと合っている。
   きよ葉を演じる土屋アンナの豪快な演技が楽しい。つねに“マイ・ウェイ”で突き進み、先輩の花魁に臆することもないし、気に入らない同僚の遊女には跳び蹴りまでくらわす。強気な彼女がチラリと本音を出す瞬間、観ているこちらも胸が締めつけられるのだ。アンナに負けじと、菅野美穂、木村佳乃らの大胆なラブシーンにも驚くばかり。女優陣のヌードはあっけらかんととらえる一方で、安藤政信ら男優陣を見つめる映像は、妙に艶っぽくて、女性監督らしい視線が感じられる。(斉藤博昭)
赤い映画という印象しか残らなかった ★★☆☆☆
謳い文句は極彩色映画,しかし私には,赤い映画という印象しか残らなかった。
吉原の絢爛豪華さは、こういう絢爛豪華さではないだろう。
原作の精神性とかは省いてしまったのがろうか。
キャバクラ嬢風味の花魁物語 ★★★☆☆
作品そのものは土屋アンナの奮闘と監督蜷川美香の映像美で原作を読んでいない私でも楽しめました。
ストーリーそのものや、脇役の俳優陣も若手の演技派女優陣を使っていて豪華です。

しかし、花魁その物のあり方が史実と違い、花魁を描いていながらも現代のキャバクラ嬢の世界とリンクする様で、
そう言う面では現代的かつ、安っぽい感じがしてなんだかなと言う感じです。

幼少の頃から自由とは無縁の狭い廓の中で過ごす女達、その廓の中で出来る限りの知恵を絞り、切磋琢磨し女を磨き、
男を手練手管で籠絡し、上手くいけば何時の日か旦那を持ち「廓から引かせて貰う」事で、
廓から解放され自由の身になると言う淡く儚い夢にすがりながら、したたかに生きる女の人生を
「青いバラ」の様な「咲かない吉原の桜=不可能な事」に掛けて映画で描いていて面白いんですが。

ある意味では金で女と疑似恋愛を買う世界な為、男尊女卑の象徴でありながら、
実は廓の中こそが男女の立場が逆転する唯一の場所でもあったのが花魁の世界。

映画の中で客引きのシーンがあり「いい男こっち来い。」と主人公が願うシーンや
主人公のライバル高尾の恋人である絵師が浮気した事でもめるシーンのがありますが、
花魁クラスとなれば、廓に預けられた時から「この娘は器量がいい!見込みがある!」と見做された女児の場合、
最初から花魁となるべく英才教育を受ける為、(花魁の世話をする為の付き人「禿」となる)普通の遊女とは付く客は違うらしいし、

男性だってお金さえ払えば「直ぐに花魁とお目通し」と言うわけではなく、一見の客お断りな為か?身分の高い口利きが必要で、
花魁とお目通しが叶うまで、廓の中の様々な決まり事を辿り、それに従う事を廓の外では絶対権力者である筈の男達に余儀なく強制された訳で、

その最中でも、男が座敷遊びする際の身のこなし、着る物や教養、女扱いが粋であるか?野暮であるか?が
花魁だけでなく、眼力鍛え抜かれた海千山千の遊郭の付き人達の目からも詳細にチェックされ、
野暮と見做されるとその花魁には二度と会えないし、
晴れて花魁と直接お目もじかなう様になる迄の間に莫大なお金をんでからでなければ普通花魁遊びは出来ない訳です。

こういう事から、花魁はある意味、廓の中では「権力財力を持ち、ようやく花魁まで辿り着いた男達」よりも立場は上だったと言えますし、
選び抜かれて最高の教育を受けた洗練された美しく聡明な女王蜂の様な女と権力と財力を持った粋な男だけに許される世界だった事から、
春を鬻ぐ遊女社会は世界中に存在しますが、花魁はある意味世界的に珍しいしきたりを持った格調高い女性上位社会では?と思います。

男が他の花魁に浮気をすると、それ相応の仕打ちを受け吉原に出入りできなくなる事もあったらしいので、
この映画で描いている花魁は遊女とごちゃまぜな気がします。そういう点が残念かな?と言う点で☆3
人生、それは他者との関係性の中で循環する時間 ★★★★★
期待以上の満足。

落語にも良く登場する吉原。
そこは単なる欲望の街ではない。
人間という動物が織成す社会の縮図。
生きること、食べる事、愛情、憎しみ、そして死んでいくこと。
他者との関係性の中でしか生きる事のできない人という物質が
時間の流れの中で重なり合い、老いていく。

咲かない桜はない。
自然の回帰性の中で生きる人生の一回性も実は循環する時間の中で
廻り合って進んでいくのかもしれない。

土屋アンナの目がセリフ以上に語っている。
ひっでぇ ★☆☆☆☆
ガールズパワー(笑)
つまらなすぎデス。
もっと練ってくださいよ
ガラッパチ花魁! ★★★☆☆
品もお色気もないガラッパチ花魁だけど
個人的に土屋アンナはスクリーンにとっても映える と思ってるので贔屓目のレビューです

確かにもう少し設定を徹底してほしいし迫力も欲しかった映画だけど
土屋アンナのポテンシャルの高さを感じました。抑制のきいた演技もできるんですね。
映画あまりヤル気ないらしいけど
もうちょっと色々な映画に出演してくださいw
この作品の評価は一般的に高くないでしょうが、DVDレンタル回転数は低くないみたいだし

とにかく色・色・色!
色彩の美学に圧倒されます。
ファッションに関しては良くはわからないのですが
江戸の花魁の着物と現代のデザインをミックスしてる感じでとにかくオシャレ。
金魚の使い方や花の使い方も効果的で
吉原で生きる人間達の心情をよくあらわしてる。

てめえの花は自分で咲かす!
と閉ざされた社会の中で逆境にめげず
自分を貫き通すきよ葉の生き様が素晴らしい!
「自分」を持たず、ただブランドや男にすがって
生きてる女は見習ってほしいね。

僕は「自由」という言葉があまり好きではない。
というより信用してない。
不自由な牢屋の中のような人生でも
「自分」という名の花を
イキに咲かせる

そんな術をこの物語の主人公は教えてくれる。