インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

オープン・スペース・テクノロジー ~5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション~

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: ヒューマンバリュー
Amazon.co.jpで確認
現段階でOSTを理解したければこれしかないが・・・ ★★★★☆
不思議な本である。

まず、タイトルにある「オープン・スペース・テクノロジー」とは何ぞやについてはっきりと書かれた箇所がない。第一章は「オープン・スペース・テクノロジーとは?」とついているが、この説明では既知の人でないと正確な像をつかむことはできないだろう。

また、書かれた内容の多くは細かいテクニック、しかも議論の中身ではなく周辺環境についてのテクニックである。ただ、そのテクニックを使う必要性については丁寧に説明されているので、記述自体の納得性は高い。

多分、上記の不思議さは、「議題や落としどころがあまり決まっていない」「参加者が不特定多数」という状況においてどのような議論を進めるとよいのか、というきわめて幅の広い設定での解説となっているからなのだろう。こうした点を考慮して読むと、個々の手法については具体的に示されているので有益な一冊になる。

逆に、オープン・スペース・テクノロジーとは何ぞや、というところからそのメリット・デメリット、具体的手法等を体系立てて理解するにはあまり適切とは言えないだろう。

まあ、このような構成もありなのだろうが、そもそも日本でオープン・スペース・テクノロジーという概念自体の普及を考えると、理解促進・普及には厳しいかもしれない。
ファシリテーションの幅が広がった気がします ★★★★★
ファシリテーションに関して調べているなかで見つけた本です。

多くの本は「すでに話し合う内容やテーマは決まっている」
場合に有効なものが多かったように思います。なので、効率的に短時間で意思決定に向けて議論の整理をしたり、見やすくまとめるためのテクニックがメインになっていると思います。

この本で紹介されているのは
「本当は話し合わないといけないのに、話す機会がないこと」、
「だれも導きたい結論がわからない」
「話し合わなければならないテーマがたくさん存在する」
ときに有効なファシリテーションである気がします。

場面によって使い分けは必要だとは思いますが、この本で紹介されているような違ったファシリテーションのありかたについても知っておくと、現実場面での実践の幅が広がる感じがしました。

個人的には
会社の年初のキックオフでメンバーと一緒にこの本に載っているようなやり方で進めて戦略を立てたり、
職場内の勉強会でも自由にテーマを出して話し合いを深められるこのやり方を応用してみたいと思っています。

他のファシリテーションの本とはかなり違ったタイプのファシリテーションの仕方を知って、実践の幅を広げるための本として、これはおすすめです。
ビジネスの現場には、残念ながら参考にならない ★★★☆☆
仕事上の必要があって、ファシリテーションに関する書籍を漁ったなかの一冊。

ファシリテーションには広義での市民集会型と、
狭義でのビジネス会議型の2種類があるようだが、
本書は広義でのファシリテーションを扱っていて、
参加者の規模は200人とか1000人とか、大変な人数である。

また内容的には例示が少なく、これをよんだらすぐに実践せよ、と書いてあるが、
ちょっとどうしていいか、わからない。
また欧米と日本では集会の特性が違うのか、いまひとつピンとくるところがない。

ビジネスにおける会議の効率化、円滑な運用、といった観点で読んだのだが、
残念ながら参考にはならなかった。
主体性を解放させ、自己組織化を実現するノウハウ満載 ★★★★★
世間では、「いかに主体性を引き出すか?」といった表現がよく使われますが、この「引き出す」という表現には、操ろうとする臭いがして、相手や参加者たちがこの臭いを察知したときには、真の主体性は発揮されないでしょう。
オープン・スペース・テクノロジーは、そうした操作のテクニックではなく、本来我々が持っている主体性が解放される『場・空間=スペース』をどうデザインするかについての技術であり、この本はまさにテクノロジーと言える水準、すなわち微細な場作りのポイントまでとてもていねいに解説されていて、「なるほど、そういうことが大切なんだな」と一つひとつにうなづけます。
グローバルカンパニーでは、「本社ではすでにOSTを実践的に活用しているところが多いが、日本ではなかなかデザインできる能力が低くて」ということを耳にしたことがありますが、この本を参考にすれば、そうした能力も高められることと思われます。
世界中で実践されているOSTのノウハウが詰まった書籍です。
私自身、2000名近い方々全員が集う場でのOSTから数十名規模のOSTまで、この2年間ぐらいで20回以上のOSTを実施させていただいていますが、その持っている可能性はやればやるほど実感しています。