いよいよ、ＷＳＰ再登場の三部作ですね。これを見たのはまだ小学生の頃であり、予告編でＷＳＰ、そして香川竜馬の再登場に
物凄く興奮したのを覚えています。しかし、蓋を開けてみれば当初の期待を裏切り、自分の香川竜馬への憧れや想いを台無しにする展開に
物凄い失望と製作者サイドに対する憤りを感じたのを覚えており、一種のトラウマとなってしまいました。
確かに、悲劇のロボット逃亡者メサイヤを主軸としたドラマが優れた完成度となっているのは分かります。
しかし、ＳＢＲのＷＳＰに対する優越性とでもいうものを示すためなのか、香川竜馬を無理矢理非情な性格に仕立て、「自分のやり方が間違いだった」などと
ＷＳＰを根本から否定するような台詞を言わせたことに対し、当時の私は私は一緒に見ていた兄貴共々、

「ソルブレインを良く見せるために、よくも本来の香川竜馬の強さも優しさも台無しにしてくれたな！！！」と

物凄く怒ったのをよく覚えています。
これを見て感じたことは、「ヒーロー同士の共演とは本当に子どもにとって胸躍るものであり、その中で先発のヒーローを否定して夢を壊すようなことが
あってはならない」ということです。
故に、東映サイドには今後ヒーローの共演を作る際には本当に気を付けてほしいと感じ、好きなヒーロー同士が共演する度にあの時のトラウマを
繰り返してほしくないと願っていたものです。

ソルブレイン自体は私も本当に好きだった作品です。しかし、香川竜馬への憧れと想いを製作者サイドに踏み躙られたことに対するトラウマと怒りは
未だに消えることはありません。よって、☆３つの評価とします。

タイトルにあるように堀田真三氏のファンです。
（作品に関係ないですけど、宇宙犬作戦へのゲスト出演で大喜び）
他の方々も書かれているように前作WSPからの骨太なストーリー展開は本作でも健在です。
そして、いよいよあのメサイヤの登場です。悲劇の人造人間メサイヤを好演される堀田氏に御注目。
「・・俺は・・人間じゃない・・・　　ロボットでもない・・只の化け物だっ・・・・」
子供番組と侮るなかれ、随所で煌めく役者魂に感動。「帰ってきたWSP」〜「竜馬から大樹へ」まで
贅沢にも三話に亘ってのストーリーだからこそできた傑作だと思っています。