あまりクラッシック音楽に詳しくないのですが、戦争中でも
演奏を続けたベルリンフィルの歴史に感動しました。ドイツでは
それほど音楽が大事なのでしょうか？日本では戦時中はあまりそういった
演奏はなかったのではないでしょうか。日本でこういうドキュメンタリーがあれば
読んでみたいです。

第二次大戦中にフルトヴェングラーとベルリン・フィルが残した名演を聴くたびに思った疑問が解消される内容です。
激しい戦火の中でこれだけの演奏を可能とした背景に何があったのか？
フルトヴェングラーがナチに協力した事を裁く法廷で無罪を勝ち取れた根拠は何であったか？
鬼気迫る名演の裏にあったベルリン・フィルのメンバーの人間像を含めて、疑問を一挙に解決するのが本書です。