多くのカヴァー・アルバム以上の輝きを放っている。
★★★★★
バート・バカッラックのカヴァーに続くトレンチャの新作は、
2009年9月に突然亡くなったマイケル・ジャクソンのカヴァー。
Trainchaがお気に入りのマイケルジャクソンの曲を、
プライベートレコーディングしただけのアルバム。
バカラック同様、タイムリーなアーティストの楽曲を採り上げている。
しかし、単なるカヴァーアルバムではない。
Trainchaは、ティーンの頃にマイケルとの結婚を夢み、
12年前に憧れのマイケルとステージを共にし、
マイケルの2009年ロンドン公演のチケットも手に入れていたのだ。
そんな、想いや経験を持つTrainchaが歌うのだから、
多くのカヴァー・アルバム以上の輝きを放っている。
ほぼ全曲を通して、guitarのLeonardo Amuedoとのディオ。
ギターとヴォーカルの非常にシンプルな録音。
一部、SaxophoneでCan Dulferが参加。
最小限の演奏により、マイケルへ想いや感謝の気持ちが、
より強調され伝わる。
いつもながら、選曲には本当に感心させられる。
この選曲はマイケルが本当に好きでないと出来ないし、
同じシンガーであるからこそ、曲が持つ繊細な部分が理解できている。
彼女のヴォーカルの特徴は、心の底まで響くセンチメンタル感だと思う。
このアルバムの前半は、さらりと洗練された感じで歌っている。
トレンチャは、洗練された歌い方になってきたのかなと思ったが、
M6は、感情が込み揚がるのか、いつものTrainchaでした。
後半は、しっとりとした曲を情熱と愛情溢れる歌と演奏で聞かせている。
このアルバムを聞いて感じたことは、
『マイケルの曲というのは、世代を越えて歌い継がれていく。
これから生まれてくる人たちも、また彼の歌を聴いて歌っていくんだろう・・・。』
そんなことを、彼女の歌で実感させられた。
マイケルの楽曲の良さを改めて認識できる作品
★★★★★
これ、いいです。マイケルファンでもそうじゃなくても。
楽曲の良さがシンプルにでてる。マイケル作曲のものも、マイケルがカバーした(彼自身が大好きだった曲)
も、シンプルに歌ってくれることで、どんなシチュエーションにも合います。
マイケルファンとしては、仕事中にマイケルをかけると集中力が別方向に行ってしまいますが、
この「いい感じ」のアレンジは仕事の時間、バカンスのひととき、どこもぴったりはまりそう。
マイケル、いい曲残してくれてありがとう。いろんな人のカバーを聞いていきます。
きっかけはマイケルでも、
★★★★★
オランダの歌姫だそうです。知りませんでした。
きっかけはマイケル・ジャクソンのカバーってふれこみ、
全曲マイケルのカバーを出すなんて、ちょっと早すぎない?
て思ったけど、音を聞いたらそんなの関係なくなった。
マイケル・ジャクソンのファンでもないから、
聞いたことある曲は半分くらいでした。
でも試聴で聞いて、
一曲目のイントロから「いい感触」、
「I'll Be There」を聞いて「間違いない!」と購入を決心。
レーベルがBLUE NOTEってところもポイント。
エンドレスで流し続けても耳に負担にならないCD。
音がシンプルだからでしょうか。
ジャンルを問わず、音楽が好きな人すべてにオススメ。
ジャケットも洒落ているからギフトにもいいと思う
「You Were There」の後にシークレット・トラックが収録されています。
この曲とマイケルとの関係は?
すばらしい!の一言
★★★★★
マイケル・ジャクソンのカバー集。
カバー・アルバムが本家を超えると言うのはなかなか難しい。特にスーパー・スターのものはほとんどそこで完成しているものだから。しかし、これはそれに反する希有な一枚だ。カバーなどと全く感じさせず、完全に自分のものにしている。バックはギター一本というシンプルなものなのだが、ギターとボーカルがぴったりとあわさり完璧といってもいい。久々にのめりこんでしまった。買って損はない。