内容は普通。クセがなくて読みやすい。
★★★★☆
教科書や生活の中でよく見かける「名画」の類を、画家の生い立ちと絡めて解説した本です。
それぞれの解説は短くまとまっており、表現も平易。空き時間にさらっと読めるので、暇つぶしがてら西洋絵画の一般知識が身につきます。
時代順でなく、著者の切り口で並んでいるのは賛否が分かれますが、読む度にシャッフル要素があって私は面白いと思いました。
巻頭カラーで50枚全ての作品を扱っていることと、本文に年代や展示美術館、作者プロフィールが簡単に分かるページレイアウトは好感が持てます。
よく知っている人にとって新しい発見はありませんが、これから興味を持つ人にはおすすめ。新書サイズでコンパクトなのもいいですね。