中学当時　映画好きの映画音楽マニアだった私は気に入った映画のサントラLPを片っ端から買い漁っていた。　中でもダリオ・アルジェント監督の作品を担当していたGOBLINが好きで「サスペリア」「サスペリア2」「フェノミナ」「シャドー」のサントラLPを購入しました。　今も大事にRECORDは保管していますが　やはりこの時代CDも入手して置きたく買い揃え始めました。 「フェノミナ」だけは未購入です。　見つけても当時のLP内容とは違う作品だったりして手を出せません。　収録楽曲がスコアのみでアイアン・メイデン等のロック・ナンバーが未収録なんですよね。　オリジナルが欲しいという拘りは譲れません（笑）　「サスペリア」シリーズのCDはかなり前に入手してましたが　ここにきてやっと「シャドー」を手に入れる事ができました。　それもLPと同じ内容の92年発売の国内盤！　ここに紹介されているディスクにはBONUS TRACKがガッツリ収録されていますが当時のラインナップは全8曲とコンパクトなものでした。　ここでいう【8】の「ジェーンのテーマ」までです。　他のGOBLIN作品も再リリースの際に大量のBONUS TRACKが収められていますが　ソレはソレで貴重なので嬉しいのですが　やはりLPと同じ内容であって欲しいというのも　これまたファンの心理です。　そういうのはアウトテイク集とかレアもの企画で出してもらえればと・・・　REMIX集やコレクション盤も発売されてますからね。　この作品は単純にGOBLIN作品と呼ぶワケにはいきません。　クレジットにメンバーである3人の名前を表示している事で分かるようにGOBLIN名義の発表作ではないのです。　解散こそしてませんでしたが主要メンバーがバラバラの状態だったところに監督ダリオが声を掛け　この作品の為に彼らが再集結したという経過で制作されたALBUMなんです。　リリース当時は82年。　「サスペリア」シリーズなんかと比べ、感じた事は制作された年代も関係するだろうが”音”がエレ・ポップ、ロックしています。　過去の作品よりも何というかグッと洗練された感があります。　勿論、雰囲気や楽曲の持つ魅力はGOBLINそのものなんですが　早く言えば80's サウンドなんですよね。　それが世代的に私には合うんですよ。　タイトルの【1】を聴くと当時よく聴いていたFMの映画音楽番組を思い出します。　恐ろしげに妖しいジャケットもインパクトがあり　私には魅力いっぱいの1枚です。　なによりオリジナル・ラインナップなのが最高です！　（このディスクではBONUSを楽しんで下さい。）