書き直しが凄い
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内容の大半はサイトの再録…ではありますが、ほとんどの漫画を、ネタはそのままでも書き直していることが、
他のネット発書籍化漫画との大きな違いだと思います。
おかげでとても見やすい読みやすい!
独特のデザインなので、戦国漫画として受け入れられない…という方もいるかとは思いますが、
表紙に書かれたたくさんのキャラたちを可愛いと思ったり、カラフルな色使いを可愛いと思ったりしたら大丈夫ではないでしょうか。
史実を下敷きにしつつも、好きな人物たちを書きました!という楽しげな雰囲気が伝わってくる一冊です。
歴史に興味が薄い方でも、絵が好みだと思えたら絶対に楽しめます!
すごく面白かった!
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擬人化ということで好き嫌いもあるかもしれませんが
パンチがきいてて面白かったです。
どのキャラも個性がしっかり立っているので、
4コマなんですが、しっかりとメリハリがあります。
軽いネタからコアなネタまで網羅していて、
戦国武将に対する作者さんの愛着が伺える本ですね。
世の中にはブームに乗っかったとしか思えないような本も
ゴロゴロしてますが、この本はそういう本ではないですよ!
戦国武将が本当に好きな人が一生懸命描いてるという印象です。
ブームに乗っただけの本に辟易してる方には、
ぜひ手に取ってみて欲しいです。
ここのレビューを見て購入して本当に良かった。
何度も何度も読み返してます。
いい意味で濃い
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適度に戦国時代に関する知識があればニヤリとできるネタの数々といい、なにげにバリエーション豊かな登場武将達といい、ライトな方からディープな方まで戦国オタク必見の本だと思います。
藤崎竜の封神演技のように、時代などを無視した奇抜なデザインの武将達に関しては賛否両論あるかと思いますが、メジャーどころからマイナーどころまで膨大な数の登場武将達を、一冊の本の中で強い印象をもって見分けられるのは、この奇抜なデザインのおかげなのかも。デザインの中からその武将を示す様々な意匠を探すのもまた楽しかったりします。
意外とこの作者さんはマニアックで歴史通です。
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WEBサイトの内容をまず確認してみて欲しいです。
本当に歴史、というか一部の大名家が好きで古文書にガップリ対決してキャラの性格立てに生かしてます。
そう、「かいこ」はそこらの「ソースがKOEIの戦国ムックあたりではなかろうか?」と思う位に
バックボーンが薄い漫画や、自分勝手な設定用立てて暴走するような歴史妄想コミックではないんです。
そもそもそういう作家さんだったら題材に島津家や細川家を用立てません。しかも紹介をしっかりやってきます。
一方織田家とか豊臣家のような「どうせみんな知ってるでしょ」な大名に対しては割合タガをはずしてきます。
軍服の島津家のように絵柄があまりにもすっ飛んでて時代考証とかどこですか?な感じなので
歴史好きはそこらの妄想コミックと勘違いして回れ右してしまいそうなのですが、実はこの人はガチですよ。
作者ウェブサイトをまず見ましょう
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内容は作者のウェブサイトに公開されているので、この場で語るより実際に見た方がいいかな、と。
重版かかりましたし、キャラクタの造形とネタとしての扱い方の方向を確認してからでも遅くないです。
結構アクが強いので合わない人には合わないと思います。
しかし前述の通りウェブサイトで見れば済む話で、その点で非常に親切です。
(冊子になったネタは全てそのまま残っています)
各ネタに書き下ろしのおまけの一コマ(?)があるので(ほぼ全てのネタにあります)
元々のファンの方にも購入をおすすめします。
また、冊子発行に合わせてウェブサイトでおまけが更新されていますので、こちらも要チェック。