ドラマより輝いているハン・ヒョジュssi
★★★★☆
父を看病する為に一浪して大学に受かったハジョン(ハン・ヒョジュssi)は,町の古本屋でバイトをしていたスウク(イ・ヨンフンssi)に好意を持ち,彼との淡い恋を通して人間的に成長していくという過程が描かれています。
家族の複雑な問題を抱えながらも天真爛漫に振舞うハジョンと,入院している彼女がいるという事情を抱えたスウク,二人を取り巻く背景には,重くて暗いものがあるようですが,ちょっと笑える演出もあったりして,映画自体はむしろ優しい感じに仕上がっています。映像的にも,田舎町や雰囲気のある古本屋,田舎道を走る自転車など,映画全体を和らげるノスタルジックな映像が効果的に使われています。
ヒロインのハン・ヒョジュssiですが,ドラマでは「春のワルツ」や「華麗なる遺産」でお目にかかりましたが,本作のキャラの方が輝いているみたいですね。そして,チビタ&モモさんが書かれているように,本作のエンディング曲は,制作側がハン・ヒョジュssiに作詞を依頼し,彼女自身が歌うことになった曲だそうです。