売れなくて当然かと。
★★☆☆☆
>ウインガー、ジャーニー、バッドイングリッシュあたりに通じるメロディアスハードロック
どちらかと言うとデフレパードかY&T「Contagious」に近い様な気が..
>トトなんかよりもかなりかっこいいっす。
いつの時代のTOTOを指して言ってるのかね?(笑)
TOTOの1枚目の方が、百倍は格好良いと思うけどなぁ。
>超絶ギターの長いイントロで始まる「Thunder and Lightning」
25秒。普通のイントロでは?(笑)
>「Chained」
これがアルバムのハイライト?タル過ぎて最後まで聴けません。
>「Lost in Paradise」
これもリズムがタル過ぎて..
また噂を信じて無駄遣いをしてしまいました..
100点中、67点位。
渋いアメリカン・ハード・ロック。第2章。
★★★★★
自分たちの音楽を演りたい――腕の立つスタジオ・ミュージシャン達が集まって結成された GIANT。A&M より『Last of the Runaways』でデビューすると、バラード「I'll See You In My Dreams」がスマッシュ・ヒットに。これで順調に活動がスタートした… はずだった。
ところが、A&Mとの契約がアルバム1枚だけだったため、2nd.をリリースするには新たな契約を結ぶ必要があった。1st.が予想外に売れたため、契約料が高騰。資金力に乏しいA&Mが離脱を表明し、レコード会社同士の争奪戦に発展してしまう。曲は既に出来ていたのに、2年近くもリリースできなかった。漸くEpicに決まったものの、時機を逸したのが致命傷になってしまう。
丁度この頃、グランジ/オルタナが台頭、メロディック・ロックは急速に脇へ追いやられて行った。「音」を聴いた人の評価は高かったが、結局、火が付くことなく多くのアルバムの中に埋もれてしまった。
サウンドは、平たく言えばアメリカン・ハード・ロック。しかし、単なるアメリカンで終わらないのがこのバンドの優れた所である。英国ロックに通じる渋さ、叙情性も併せ持ち、バラードのメロディーは絶品。ギターは超絶テク、声質は荒々しいが透明感もあるハイ・トーン声。
中心人物はギター/ヴォーカルのダン・ハフ。ホワイトスネイク「Here I Go Again」Radio Versionでのギターが有名だが、最近は耳の良さを活かしてプロデューサーとしても活躍。メガデスの名作『CRYPTIC WRITINGS』も担当している。
アルバムは、超絶ギターの長いイントロで始まる「Thunder and Lightning」がまず耳を引く。とてつもないテクニックで、押しまくる。歌もなかなか格好いいのだが、歌がどうでもよくなってしまうくらい、とにかく凄いギターだ。
続く2曲目は、恋人が自分を拘束し、縛り付ける… という内容の「Chained」。ミッド・テンポ曲なのだが、アルバムのハイライト。音楽誌でライターが年間トップ10ソングに挙げたこともある。♪...Chained! ...Chained! と連呼するリフレインがハードで良い。
そして前作に続くバラードの名曲が5曲目「Lost In Paradise」。出世作「I'll See You In My Dreams」より悲痛な旋律が特徴。ダーク好きの自分には、こっちの方が、よりグッと来る。友人に勧めまくって、うち3人に買わせる事に成功(爆笑)。二度とリリースされないであろう、1992年発売の日本盤オリジナルを持っているのが、ちょっと自慢。
こちらも名盤
★★★★★
EPICに移籍しての2nd。前作と比べるとよりハードになっており、聴き応え充分。特にタイトルトラック⑦は必聴。残念ながら商業的な意味での成功には恵まれず、活動は収束に向かうわけだが、ジャイアントのサウンドと言えばこの2ndだ。レイフ・マッケナのサウンドメイキングが素晴らしい。
Heavy Metal
★★★★★
ウインガー、ジャーニー、バッドイングリッシュあたりに通じるメロディアスハードロック。中身はかなりいいよ。リリースされるタイミングが悪いよとにかく。やはり10年早ければ、ブレイクしていたであろう充実した内容である。メンバーはみんな熱心なクリスチャンたちでありまして、このバンドが解散したあとはクリスチャンミュージック関連(CCM)の録音でがんばっているみたいであります。楽曲もミュージシャンシップもかなり高水準なのに、やはりリリースするタイミングを逃すと失敗するという恐い事実がこのアルバムによって証明されている。トトなんかよりもかなりかっこいいっす。10点中8点