男性の誤解に次ぐ誤解に、ちょっと・・・
★★★★☆
最初の1ページの状況があまりに唐突で、読み進めていくうちに後半になってようやく
時系列を理解したという、ちょっとわかりにくい物語のスタートでした。
お話は、両親から望まない結婚を進められている資産家の令嬢が家出をして、とある
農場で素姓のしれない男性と出会い、恋に落ちて結婚するというよくある展開。しかし、
この男性が曲者でした。出会った当初から女性が農場を訪れたわけを誤解し、ようやく
誤解も解けてお互い好きになって結婚を決めたにも関わらず、結婚式当日にまたもや
女性を誤解し、ひどく傷つけるありさま。この男、一体何?とあきれてしまいましたが、
女性は一途に男性を思い続け、結局、男性にも女性を信じられない理由があったわけで、
最後はお決まりのハッピーエンドです。
最後の2ページで描かれる幸せそうな家族の様子にある意味救われた気がします。
いろいろ書きましたが読後感は悪くないので、読むきっかけになれば嬉しいです。