はじめはよくある基本的な英文法の本だと思ってました。でも、進めていけば行くほどすごいわかりやすい説明、画期的な説明です。これを眞鍋さんが書いたの？と思いましたが、真鍋さんは、予備校講師の講義を直接受けてそれを、学ぶ側の視点からまとめたということ。
だから、予備校の講師がまとめた本よりもさらにわかりやすいということなんですね。
この本を企画したという真鍋さん自体、やはりすごい人だと思います。

この本は監修である予備校講師の藤本洋氏との対話形式で書かれていて、眞鍋さんと一緒に授業を受ける感覚で楽しく読めます。
他の本に比べると中身はカラーではないし、イラストも使われているわけではないので、本人の意向とはいえ、ちょっととっつきにくい感はあります。
ですが、「英文法ノート」という形で要点がまとめられていてるのはよかったです。

基本編のそれとはかわって現在完了や関係代名詞など中2〜中3レベルの内容となっています。
特に中学時代このあたりでつまずいた人にとってはやり直しに最適かと思います。

この本が難しいと感じる人は基本編から始めた方がいいと思います。

関係代名詞や受動態の説明はとても分かりやすい。中学の英語がいまいち理屈で分からない人にとっては、とてもよい本だと思う。説明がかなり詳しいし、問題演習もあるので、しっかりと学習できる良書です。

　基本編よりは高度の内容を扱ってはいる。
　しかし、既存の英文法教科書や参考書より特段に優れている点はない。積極的におとしめる点もないが、字やレイアウトが見にくい点を考えると、純粋に英語学習が目的であれば他の参考書をぜひともすすめたい。
　眞鍋かをりファン以外は特に買う理由はあるまい。