私はプロではありませんが
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私は、植木が数本と鉢植えが20ほどの狭い庭で園芸を楽しむ、普通のガーデナーです。
この本は正に「農薬のバイブル」
その内容は、農家の方向けの記述も多いですが、私のような「素人」にも非常に参考になります。
私はできるだけ農薬は使いたくない派。
でも無農薬は難しく、病害虫が発生したときに、やむを得ず適当に殺虫剤などを撒いていました。
しかしこの本を読んで、無知は恐ろしいと実感。
例えばこの本から学んだことは
農薬が効かないどころか、撒くと余計に害虫が増えるのはなぜ?
どうしたら最低量の農薬で最高の成果を出せるのか?
天敵や訪花昆虫に優しい薬剤とは?
雨と散布のタイミング、展着剤を選ぶ大切さ。など…
目からウロコの情報満載。
最近読んだ園芸書で、ここまで繰り返し読んだ本、また今後も開き続けそうな本はあまりありません。
スプレー入りの殺虫剤しか使わないとしても知っておくべき情報もあり、一般の園芸書にはなぜ載っていないのか不思議です。
欲を言えば「新版」とはいえ15年前の発行。
最近の農薬を加筆、収録した「第3版」が欲しいところです。
基礎から学べる
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農薬については、作用点のことなる系統を予防、治療で
ローテンションしさえすればいいと思っていたが、
この程度の認識では初心者であった。
展着剤の使い分け方、混用による効果の出し方、診断なくして防除無しの教え
耐性菌の出現、害虫のリサージェンなど
非常に奥の深い内容が現場感覚で盛り込まれている。
この本以外に、ここまで分かり易く、詳しく書いた本は見あたらない。
この本をマスターしたら、農薬総覧を片手にさらに
散布量が少なく、効果的な農業が実践できるであろう。
あいまいだった農薬の基礎が理解できる
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農薬は、農業指導員さんの薦めるままに使い、結果が効くかで判断して
いる農家さんが多いと思いますが、この本を読み なぜこの農薬をこの
時季に使用するのか、どうしてこの害虫に効き目があるのか、基本から
説明してあり、専門書とは違い、イラスト入りで解りやすくとても良い
まさに、農薬の便利帳なる書籍です
プロ向けです。
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殺虫剤、殺菌剤の専門書。内容は完全にプロ向けだが絵を交えて分かり易く解説してある。一般園芸家でも農薬使用の頻度が高い方は読むことをオススメする。自分が使っている農薬がどんなグループに属していて、どうやって効くのかが分かる。「効かせる」ことに重点を置いた効果的な散布法も参考になる。非常に多くの農薬を掲載しており農薬図鑑とも言えよう。