個人的には、あまり好きじゃないAORなのですが、
ケニー・ランキンの「上質さ」は別格な存在です。
ジェームス・テイラーにジャズフィーリングを加えたような、
繊細で柔らかいボーカルと、程良く押さえられたシンプルな
アレンジに贅沢なゲストミュージシャン。
ジミ・ヘンドリックス、ジョン・セバスチャン、スティービー・
ワンダーなどのカバー曲も入っていますが、
ランディ・ニューマンの名曲「マリー」のカバーが特に秀逸。
子供たちと一緒に歌うほのぼのした曲から、
ロマンティックで美しい曲まで幅広い選曲で飽きさせません。
次作「Kenny Rankin Album」も良いです。