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Inside

価格: ¥1,264
カテゴリ: CD
ブランド: Video Arts
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気軽に手に取れる好作、もっと注目されるべき ★★★★☆
1975年作品。今まで聴いたケニー・ランキンの作品で、最も力の抜けた陽性な一枚だ。

70年代の彼の作品はどれも傑作が揃っており、今までに3作品聴いたがどれも微妙にスケールや
色合いが異なるのが面白い。本作は、彼の代表作「ケニー・ランキン・アルバム」よりもこじんまり
しているが良い意味で力が抜けており、「シルバー・モーニング」よりも陽性な雰囲気が漂う。今ま
で聴いた彼の作品群の中で、最も聴きやすいと感じた。

全編約30分ながら、曲調がバラエティに富み充実している。
彼の作品にお馴染みのカバー曲群では、ジミ・ヘンドリックスの「アップ・フロム・ザ・スカイ」が良い。
アコギとドラムスの軽やかなビートに乗せて、ケニーのソフトな声がブルージーな旋律を歌うが、
決して重くならないのがミソ。他には、オルガンの濃厚な音とケニーの甘いコーラスワークが絶品
のバラード「サンデイ・カインド・オヴ・ラヴ」、ケニー自身が弾くフェンダー・ローズと弦楽器・ヴァイ
ヴが心地良い眠りを誘うフュージョン調の自作曲「ロスト・アップ・イン・ラヴィング・ユー」等気に入
っている。
その中で今作の良いアクセントになっているのが、「ロール・アラウンド」だ。1分程の曲だが、ケニー
のリードに乗せ、家族揃ってドゥー・ワップ合唱を奏でる。頻繁に入る子供の笑い声がなんとも可愛
く微笑ましくなる好ナンバーだ。

他の作品同様完成度は高いのだが、あまりその辺の神経質さを感じさせないカジュアルさが漂う作
品で、実に手軽に聴き通せる好作。もっと注目されて良い作品だ。
素敵な夜に・・・。 ★★★★★
AORの歌手でいうとNick・DeCaroの「イタリアン・グラフィティ」にイメージが重なるかもしれない。
StevieWonderの曲も取り上げているところも似ている。選曲やアレンジのセンスもすばらしい。
ただ、エンジニア出身のDeCaroと違うのは17歳でデビューしたというRankinのキャリアの歌の上手さだろう。それにブラジル音楽やジャズ寄りのスタンスが聴く者をまるでマッサージチェアのようにくつろがせてくれる。妻のイヴォンヌや娘たちのコーラス(M−6)も微笑ましい。
家族を暖かく見守るLankinの視線もなごむ。
他にも優れたAORのアルバムは多いが、このアルバムはポップで聴きやすく、
ゆったりとドライブしたり、家でソファに寝そべって聴いていてもはまる。
全10曲30分が本当にあっという間であなたはきっとCDをリピートすることだろう。
上質なAOR。 ★★★★☆
個人的には、あまり好きじゃないAORなのですが、
ケニー・ランキンの「上質さ」は別格な存在です。
ジェームス・テイラーにジャズフィーリングを加えたような、
繊細で柔らかいボーカルと、程良く押さえられたシンプルな
アレンジに贅沢なゲストミュージシャン。
ジミ・ヘンドリックス、ジョン・セバスチャン、スティービー・

ワンダーなどのカバー曲も入っていますが、
ランディ・ニューマンの名曲「マリー」のカバーが特に秀逸。
子供たちと一緒に歌うほのぼのした曲から、
ロマンティックで美しい曲まで幅広い選曲で飽きさせません。
次作「Kenny Rankin Album」も良いです。