ガイドブックの個性とは
★★★☆☆
京都のガイドブック、ムックは物凄い出版数ですから、個性が必要です。地球の歩き方ムック・シリーズの「京都の歩き方2010年版」の特徴は、旅マイスターがおすすめする とっておきの京都1日モデルプランがそれにあたるのでしょう。
下記の通り、各人お勧めのユニークで結構「通の香り」が漂うコース設定は参考になるでしょう。
古都的デート1日プラン 未生流笹岡次期家元 笹岡隆甫さん
名庭とおいしい茶菓巡り アトリエおやつ新報主宰 多田千香子さん
平安京へ旅しよう 同志社女子大学教授 山田邦和さん
町家暮らしの日常案内 写真家・エッセイスト 水野歌夕さん
くるり嵐山サイクリングコース 京都メッセンジャーKAZE代表 半田康之さん
お買い物クルーズ グラフィック工芸家 井上由季子さん
京のおだいどこ・錦市場@ディープ フードコーディネーター 原敬子さん
キレイを叶えるHappyプラン 料亭「菊乃井」若女将 村田紫帆さん
神秘の森を散策 京の旅「らくたび」副代表 若村亮さん
いずれも、京都の文化・観光にいろいろな形で関わっている方で年齢も若く、本誌の読者と感性や関心が近いのが良いと思いました。
収録の名所・旧跡も一通り押さえてありますし、グルメに関しても幅広く女性に好まれるお店を選んであり、使用上問題はありません。55ページ掲載の「メイド・イン・キョウトな生活雑貨」で紹介されているお店は確かにおススメです。基本的に地元の京都人に昔から愛されてきたお店ですから信頼感があります。そこまで買いに出かけなくてはいけませんが、満足度の高いチョイスだと思いました。
取り外せる地図、巻末の各種インフォメーションなど京都旅行計画に必要な情報は揃っていました。