一言で言うと「嬉しい」巻
★★★★★
この巻は、一言で言うと「嬉しい」巻。表紙が楝さんなのが残念。
いろんな事がいろんな意味で大きく動きました。
今までの布石が徐々に結果として現れてきていて、20巻の重苦しさとは打って変わって読んでいてワクワクしました。まだ重い分部もありますが・・・。
透、夾、由希のトライアングルが崩れた感じ。透と夾の関係がやっと動きそう。
十二支の方はもう一波乱くらいあるかな。
そろそろ終わり・・・でしょうか。
★★★★★
前巻に続いて佳境ですね。
いろんな思いが渦巻いていてハラハラさせられるけど、
フルバを読んできた読者の一人としては、
絶対みんな最後には、幸せになれる気がする、
という根拠のない確信があります…。
救いがないように見えるけど、
それをも救ってしまうのが、フルバですから。
芽吹く時を待ってたんだ
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前巻で、自分の想いに気づき、遂に告白をした透に対し、
衝撃の過去をぶちまけ、自責の念から逃げるように駆け去る夾。
立ち尽くす透に、半狂乱の慊人が刃物を手に近づく!!
苦しみや迷いによってほどけ、芽吹く種がある。結ばれる絆がある。
透は親離れをし、母は思い出として夾のもとへと踏み出す。
そして、頑になっている慊人の心にさえ芽吹くための光を与える。
既に迷いの無い由希は、真知との絆を自然に深めていく。
この作品を読むと、殻を破る勇気、きっかけや後押し、誰かを想う心が
揃って初めて、人は次の季節へと芽吹くことができるのだと思う。
あと1巻で完結しそうな雰囲気だが、夾はどうなるのか、
草摩の『呪い』は全て消えたのか、マブダチトリオや魚ちゃん花ちゃんなど、
周囲の人々の関係の行方も気になるところだ。
次巻まで長そうだが、心して待つことにしようと思う。
ここから、今から、始めませんか
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今回もまた涙が出るすてきな作品です
透とアキト、由希と夾、真知と由希、そして透と夾
それぞれの思いがまっすぐ強く届いてきます。
「生きていくことを諦めないで、もう大丈夫ですよ」
透は、どんな時でもたくさんの温かい言葉をくれます。
由希と夾はお互いに相手を少しずつ分かり合っていきます。
素直にはなれないけれど、これからもこの二人は変わらずケンカ仲でいてほしいです。
クライマックスが近づいていますが、
最後までこの作品を見届けていきたいと思います。
考えさせられる一冊。感動…
★★★★★
少女漫画の枠組みにありますが、僕の性別は男で、友人に薦められ(友人も男)買い始め、21巻まで至っています…この本を読んでいて、自分が生きている意義を人と人とのつながりについて、改めて考えました。他人の良いところには気づくのだけれど、自分の良いところには気づかない…忙しない現代において、駆け足で日常を過ごしている中で一息いれさせてくれるそんな本です。この本に出会えてよかったと心から思えます。是非読んでみてください…