もともとは、常人より少しばかり姿形が変わっていたり、理解不能の不思議な力を持っていたりしたモノを忌み嫌って、または時の権力者に反抗したモノや、自分の思いに一途なあまり他の人が見たら奇矯奇態なふるまいをしたモノが鬼の原型とされ、そこに嫌悪と恐怖の感情が混じって、いま私たちがイメージするような鬼の姿が形作られたとされています。
そんな異形のモノたち!の人名録。酒呑童子や茨木童子など一度は名前を聞いたことのある有名人(?)からちょっと聞き慣れない者まで、多彩な鬼たちが満載の一冊です。