何故か評価されない天才夫婦デュオの大名盤
★★★★★
何かワーナー時代の作品が凄い値段ついているみたいですね。僕はそろそろリマスター、紙ジャケで全部でると信じています。僕が死ぬ前にあと誰がみたいかというとA&Sしか残っていないですね。マービンゲイ、ダイアナロス、チャカカーンの名曲をいくつも作ってきたのが、ヴァレリーです。2枚組のライブ盤はそれこそ聞きまくって、買い替えましたよ。売れ残ってるから、安かったしね。A&Sの軌跡はNYのスタジオミュージシャンの変遷の歴史。ヨギー・ホートン、ラルフ・マクドナルド、フランシスコ・センティーノ、クリス・パーカー!!!!、リチャード・ティーも本当にのめり込めたのは、A&Sの作品からです。ヴァレリーのピアノも凄いけどね。昔、マイケル・ジャクソンのスリラーのパーティでA&Sがインタビューに答えていて、「私たちの音楽は彼(MJ)の足元にも及びません」とまじめな顔で答えていたのを「嘘だろ」と思いながら見ていたのを覚えています。ワーナーの作品は全部買いでしょう。EMIのものだって全部好きですよ。でも、まずはワーナーの、特に最初の3枚は基本でしょう。この作品だって73年作品だよ。3,7,9の感覚は今でも新しいですよね。ニコラスの歌もコピーしてみるとわかるんですけど、技術が凄いんですよ。77年から80年までの怒濤のクリエイティビティ(一年に二枚でた時もあったからね)の作品群に触れれば、「あれ?この歌!あれ?どっかで聞いた??」と思うカッチャクリの新発見目白押しですよ。ベスト盤はいっぱい出てるけど、A&Sの良さはシングル以外の曲にも満載なので、全部買うしかないです。 これは・・・・自分で聞いて楽しんでください。