感動しました
★★★★★
よかった。感動しました。
あの、この「マリみて」のドラマCDというのは、全部聴いたわけではありませんが、「白き花びら」では豊口めぐみさん大熱演でしたよね。
「チェリーブロッサム」も聴きましたが、これは二条乃梨子の独白で、期待したほど面白くありませんでした。
個人的には「片手だけつないで」などで、藤堂志摩子の独白を聴きたいと思っております。
で、この「レイ二―ブルー」は福沢祐巳の独白ですが、本当によかったです。植田佳奈さん、すばらしかった。
ちょうど原作の「レイ二―ブルー」を読み返した直後に聴きましたので、原作の印象的なシーンがまざまざと浮かび上がって、感慨ひとしおでした。
「私より瞳子ちゃんの方を選ぶんですね!」
「……怒るわよ」
そう、この声が聴きたかった。このあまりにも「いい子」の二人が、エゴをむきだしにする姿を見たかったのです。本当にありがとうございました。
一長一短。
★★★☆☆
結末がわかっているとはいえ重苦しいお話。
裕巳ちゃんのナレーションが全編にわたり揺れる乙女心を切々と訴えます。
が… ジャケット通り、BGMがアニメよりな感じになってしまったのが一因でしょうか。
アニメではどうしても切られてしまう細かな登場人物の動きが再現されるのはいいのですが、
もう少し色を加えた演出があってもよかったかなあ、と。
とくに場面転換がいつもよりわかりにくかった気がします。薔薇の館はもっと特別な雰囲気がほしい。
もともと裕巳ちゃんと祥子さまのすれ違いが重なっていくという、クライマックス以外は単調なお話なんだけれど、
あまり淡々としすぎかな、と感じました。いいところも悪いところもありでプラマイ☆3つで。
しかし切ない最後でした…。
もちろん続編「パラソル」発売の予定があるんですよ…ね?