どん底に落ちたり窮地に追い込まれた時でも立ち向かい、皆を奮い立たせるための言葉だから心に響くのですね
★★★★☆
本屋でも平積みしてあったこの本がとても売れていた。
国内外を問わず苦しみながら、他人に「できるわけない」と非難されながらビジネスを立ち上げ成功した著名な経営者達の言葉が綴られている。
経営者、企業名、生い立ち、ビジネス立ち上げ時の苦労、成長するまでの軌跡などが1人あたり2ページずつと非常にコンパクトにまとめられている。
稲盛さんや幸之助さんの話は様々な書物に書かれてきたが、この本ではそればかりかパイオニアやTDKや花王、藤田観光・・・などの経営者に関する内容が盛り込まれており、
非常に興味深かった。ビジネスを立ち上げた時代や経緯はそれぞれ違うが、経営者が製品やサービスに込めた想いの強さを感じた。
三洋電機の井植さんが幸之助さんから譲り受けた砲弾型自転車用ライトの製造権で淡々とビジネスをするのではなく、改良に改良を重ねて商品力を高めたという話や、
パイオニアは、かつてアメリカにしか技術がなかったスピーカーを日本で作るという志を掲げ国内初のHifiダイナミック型フルレンジスピーカーを開発したという話は、
商品の歴史を知るのにとても興味が湧いただけでなく、ものづくりの基本が積み重なってできていることを感じた。
日清の創業者である安藤百福さんは若くしてご両親がなくなり、本人は投資に失敗して家以外の資産はなくなったという苦労をバネにカップラーメンを自宅の小屋で研究した
という話も、単なる成功者としての一面よりも苦労や挫折の果てに勝ち取った栄光というフォーカスのされ方がとても良かった。
リーマンショックなどの影響で経済的な打撃を受けている人が自分含めて多いと思うが、今に限った不幸ではなくかつては米相場での失敗で子供を丁稚奉公に出さざるを
得なかった家庭があることを考えると新たな前向きな気持ちで毎日を取り組めそうな気がした。おススメです。
心が折れそうな時の良薬となります
★★★★★
1ページ見開きで、100名ほどの各経営者の言葉と経営者の半生
なるエピソードなどが書きつづられている。
本書を読んだあとは、あまりに現代社会に真の理念を持った人が
少ないように見えてしまい、将来の日本に落胆してしまう。
それほど本書で紹介している名経営者達には、皆真の通った理念を
持っていたことが伺える。
メンタルケアの手法であるが、自分がとてつもなく迷っている時
など、心の中に一人以上の尊敬する人物を相談相手として思い描
くと良い決断へ導くことができるといいます。
本書を読んで、心の相談相手を増やしてみるのもいいですね。
経営者のインデックスみたいな本
★★★☆☆
100人ほどの経営者を、それぞれ象徴する言葉が綴られている。
その中で、20ページほどドッグイヤーさせてもらえた。
この本を読んで、ダイレクトに何かを得られるというより、
この中から気になる経営者を読み深めていくための、
インデックスのような本です。
これから20人分読み深めていきます。
素晴らしい
★★★★★
自己のモチベーションを高めるために買った本。
名経営者というだけあり、さすがに一流企業主の名が連なっている。
そして、それぞれが信念として掲げ、企業を成功させた秘訣とも言える名言が数多く記載されている。
各言葉は、1ページおきに書かれているため、短時間あればスラっと読めるようになっていて、ページをめくる楽しみもあった。
1000円費やしてモチベーションを高めるには十分な価値のある本である。